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天然ゴム市場でファンドポジションが変化している サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

注目トピックス 経済総合
皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。天然ゴム市場をウォッチしている方は期近限月主導で上昇してきたのが、足元では期近限月主導で下落しているなぁと感じているのではないでしょうか。私もそんな一人です。そこで、今日は気になる天然ゴム市場についてのレポートをご紹介します。

松永さんのブログ『松永総研』では29日の値動きについて、『中国当局が自動車販売や5Gなどの通信に関する景気テコ入れ策を表明したことに反応してリスクオンの流れが強まったようです。一方、上海ゴムは、中国当局による景気刺激策の表明を受けても反発せず、1.8%安で取引を終えました』と伝えています。

またファンドのポジションについて、『東京ゴムRSS3におけるファンドポジションは、2カ月前は「9599枚の売り越し」でしたが、1月22日から買い越しに転じ、昨日時点で「4229枚の買い越し」となりました』とのことで、『それにより、昨日までの5営業日でファンドが4千枚ほど買い進んだ計算となります。今後もファンドの買い進みに注意が必要となりそうです』と考察しています。

東京ゴムRSS3における当業者ポジションについても同様に、買い越しから売り越しに転じていますが、レポートでは『当業者が買い越しポジションとなることが極めて稀であり、ここにきて売り越しポジションに転じた事で、ようやく通常のヘッジャーとしてのポジションを形成し始めたようです』と解説しています。

また、東京ゴムRSS3における当業者ポジションについて『2ヶ月前は「5165枚の買い越し」でしたが、昨日時点で1812枚の売り越し」となっております。しかも、昨日までの5営業日で「2321枚の買い越し」から「1812枚の売り越し」にまで急変しました』と伝えています。これにより、投資家ポジションは『175円〜185円付近で大量に新規売りしたことになります』と分析。加えて、『185円附近を上回れば、投資家の手仕舞いの買い戻しを大量に発生させる可能性が高まります』と示唆しています。

話は変わりますが、1月28日より中国市場では天然ゴムのオプション取引が開始されましたね。こちらについては、松永さんも『世界で初めて天然ゴムのオプション取引が開始されただけに、今後の中国市場に注目でしょう』と注目しているようです。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研」の1月29日付「天然ゴム市場パート4」、1月30日付「天然ゴム市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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