米中通商問題を横目に、景況感は改善の兆し、SMBC日興証券(花田浩菜)
[19/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
2/25付の「DailyOutlook」では、景況感について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『今週は27日にライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が米中通商問題に関する公聴会で証言することとなっており、手控えムードが高まる可能性はあるだろう。ただ、3月1日の対中関税引き上げ期限は延長される見込みであり、協議の継続により米中の歩み寄りが期待されることは日本株にとって追い風と言える』と伝えています。
続けて、世界の景況感は改善の兆しがみえ始めたことを挙げ、『28日に中国2月製造業PMIが発表される。1月の同指数は5ヵ月ぶりに前月比で上昇。足元の上海株式市場は約5ヵ月ぶりの高値水準にあり、昨年10月以降の景気支援策の効果を先んじて織り込んでいるとみられる。3月5日からの全人代(全国人民代表大会)開催を控え、更なる支援策期待もサポート要因であろう。3月1日には米国2月ISM製造業景況指数が発表される。同指数は昨年12月に前年比で急落したが、1月は上昇している』と分析しています。
さらに、『26、27日にはパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言が予定されているが、追加利上げには距離を置くほか、バランスシートの縮小を年内に停止するというハト派的な政策スタンスを崩すことはないだろう。また、27日から米朝首脳会談が予定されている。今週はイベントを前に様子見姿勢が強まる可能性はあるが、日本株の上昇基調に水を差すことはないだろう』とまとめています。
最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介しています。詳しくは2/25付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。
フィスコリサーチレポーター花田浩菜
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