【取材レポート】 社会活動に独自のコインを付与する「アクトコイン」サービス説明会に潜入取材
[19/02/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
2019年2月19日(火)13時30分から、東京・虎ノ門の日本財団2階の大会議室で、ボランティア活動への寄付や参加など、個人の社会貢献活動に対して無料のコイン「actcoin」(アクトコイン)を付与する無料オンラインサービスの説明会を開催した。主催をしたのは、「actcoin」の開発元である、ソーシャルアクションカンパニーである。
最初に登壇したのは、NPO法人CANPANセンター代表理事の山田泰久氏。山田氏は、日本財団とCANPANセンターが合同で実施する、市民、NPO、企業などの活動を支援し、連携を促進するソーシャルプロジェクト「日本財団CANPANプロジェクト」の企画責任者である。
「CANPANプロジェクト」は、日本財団および特定非営利活動法人CANPANセンターによる、市民、NPO、企業などの活動を支援し、連携を促進することで、民間主体のより豊かな社会づくりに貢献することを目指すソーシャルプロジェクトである。CANPANは、”Can(できる)”と”Panacea(万能薬)”を組み合わせた造語。「CANPANプロジェクト」が様々な効能を発揮し、日本をもっと元気にしたいとの思いを込めて名づけられた。
山田氏は、主に、NPO情報発信、オンライン寄付、助成金、IT、Web、ノウハウなどの文脈でセミナーの開催、セミナーの講師、プロジェウト、情報発信などを行っている。今回は、「actcoin」の趣旨に賛同し、新しい社会貢献活動のかたちとして、全面的に協力、応援を行っている。
山田泰久氏
山田氏はこう話を切り出した。
「12年前に『CANPANプロジェクト』のサイトと立ち上げ、NPO法人をはじめ、一般社団法人、福祉法人、企業のCSR部門な」ど、法人格を問わずに、積極的に外部に情報を発信し、連携を求めている団体の登録を受け付けている、データベースの提供しています。寄付をしたい、支援をしたいという人たちの目線に基づいた団体情報の発信をしています。日本にはNPO法人が約5万、一般遮断法人が約5万、その他の団体を含めると約20万団体ぐらいありますが、『CANPANプロジェクト』に現在、1万3000の団体が登録しています。このCANPANプロジェクトに登録した団体は、自動的に、actcoinの団体情報に連動するかたちをとっています」
「actcoin」は仮想通貨ではなく、トークン
続いて、「actcoin」についての解説にうつった。説明をするのは、ソーシャルアクションカンパニーの代表取締役である佐藤正隆氏。佐藤氏は、まず、仮想通貨とブロックチェーンについての説明からスタートした。ブロックチェーンや仮想通貨についてはどこかしこで言われているので、基礎的な内容は割愛するが、ひとつだけ、仮想通貨とactcoinの違いについて説明しておきたい。佐藤氏はこう語る。
「actcoinは、仮想通貨ではなく、トークンです。その理由は、actcoinは社会貢献アクションにだけ付与する代用ポイントのようなもので、仮想通貨のように売買することができないからです。REXXというアジア発のブロックチェーンプラットフォーム(ブロックチェーン3.0)のサイドチェーン第一号のトークンとして、actcoinは存在シています。トークンとは、硬貨の代わりに用いられる代用通貨のことです」
佐藤正隆氏
愛と勇気とお金の等価交換を実現
個人の社会貢献活動に対して、独自のコインである「アクトコイン」を付与するプロジェクトが始まったのは、2018年1月からである。ブロックチェーンを活用し、社会貢献を可視化するプロジェクトが始動したのである。そして、プロジェクト名が決まったのが4月から5月のことで、「actcoinforabetterworld」がプロジェクト名だ。そのビジョンは、「愛と勇気とお金の等価交換を実現する」である。
社会貢献って楽しい!
企業やNPOがこのプロジェクトに参加し、CSR/CSV/SDGsなど、課題解決の活動をプロジェクトして発表し、多くの人がこのプロジェクトに賛同し、参加する。そして、参加した人たちには、企業やNPOから「actcoin」をもらう。
実際、社会貢献活動や寄付を行ってactcoinをもらった人は、「ポイントがもらえる、貯まる喜びを感じる」という声が多いそうだ。そうやって多くの人が社会貢献活動に参加して、actcoinをもらうことが、社会貢献意欲が向上し、社会貢献が多くの人々に広がっていく。そうすると、多くの人がactcoinを持つようになれば、actcoinの価値はあがる。つまり、存在価値、事業価値、資産価値があがり、ゆくゆくは資産としての価値を持ち、法定通貨と交換できるなど、通貨としての利用も考えられるだろう。
そうした動きが広まれば、「社会貢献って楽しい」「社会貢献ってかっこいい」と思われるような、そんな社会をつくりたいと、佐藤さんは語る。
Actcoinの発行枚数は2030億枚
actcoinの発行枚数は2030億枚と決まっている。それを、2030年までにすべて配布したいという目標を掲げている。
現在、社会貢献活動にボランティアで参加すると、何枚のactcoinがもらえるのか。1時間の参加で1000枚、2時間の参加で2000枚としている。この数字は、半年後ぐらいには4段階に細分化したものになるという。
誰もが幸せに生きる社会の実現
「actcoinプロジェクト」の狙いは、まず、3つの見える化である。「個人の社会貢献を見える化」「企業とNPOの活動の見える化」「参加者全員で起こすインパクトの見える化」である。そして、actcoinが実現する未来はどうなるか。愛と勇気とお金の等価交換を実現とともに、誰もが「利他の心」を発揮して、幸せに生きる社会をつくることである。
セロサムからプラスサムへ
金融の世界はとくにゼロサム社会といわれる。誰かが利益を得るのは、誰かが損をしたからである。富裕層はますます富を得て裕福になり、貧困世代はそこからなかなか抜け出すことができない。そんな社会がまともな社会であるはずがない。
「actcoin」は、誰もが損をしない仕組みになっているのが特徴で、だからこそ、actcoinの思想や考えを社会に広めることは、非常に意義深いものだと、断言しておきたい。
【ニュース提供・エムトレ】
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最初に登壇したのは、NPO法人CANPANセンター代表理事の山田泰久氏。山田氏は、日本財団とCANPANセンターが合同で実施する、市民、NPO、企業などの活動を支援し、連携を促進するソーシャルプロジェクト「日本財団CANPANプロジェクト」の企画責任者である。
「CANPANプロジェクト」は、日本財団および特定非営利活動法人CANPANセンターによる、市民、NPO、企業などの活動を支援し、連携を促進することで、民間主体のより豊かな社会づくりに貢献することを目指すソーシャルプロジェクトである。CANPANは、”Can(できる)”と”Panacea(万能薬)”を組み合わせた造語。「CANPANプロジェクト」が様々な効能を発揮し、日本をもっと元気にしたいとの思いを込めて名づけられた。
山田氏は、主に、NPO情報発信、オンライン寄付、助成金、IT、Web、ノウハウなどの文脈でセミナーの開催、セミナーの講師、プロジェウト、情報発信などを行っている。今回は、「actcoin」の趣旨に賛同し、新しい社会貢献活動のかたちとして、全面的に協力、応援を行っている。
山田泰久氏
山田氏はこう話を切り出した。
「12年前に『CANPANプロジェクト』のサイトと立ち上げ、NPO法人をはじめ、一般社団法人、福祉法人、企業のCSR部門な」ど、法人格を問わずに、積極的に外部に情報を発信し、連携を求めている団体の登録を受け付けている、データベースの提供しています。寄付をしたい、支援をしたいという人たちの目線に基づいた団体情報の発信をしています。日本にはNPO法人が約5万、一般遮断法人が約5万、その他の団体を含めると約20万団体ぐらいありますが、『CANPANプロジェクト』に現在、1万3000の団体が登録しています。このCANPANプロジェクトに登録した団体は、自動的に、actcoinの団体情報に連動するかたちをとっています」
「actcoin」は仮想通貨ではなく、トークン
続いて、「actcoin」についての解説にうつった。説明をするのは、ソーシャルアクションカンパニーの代表取締役である佐藤正隆氏。佐藤氏は、まず、仮想通貨とブロックチェーンについての説明からスタートした。ブロックチェーンや仮想通貨についてはどこかしこで言われているので、基礎的な内容は割愛するが、ひとつだけ、仮想通貨とactcoinの違いについて説明しておきたい。佐藤氏はこう語る。
「actcoinは、仮想通貨ではなく、トークンです。その理由は、actcoinは社会貢献アクションにだけ付与する代用ポイントのようなもので、仮想通貨のように売買することができないからです。REXXというアジア発のブロックチェーンプラットフォーム(ブロックチェーン3.0)のサイドチェーン第一号のトークンとして、actcoinは存在シています。トークンとは、硬貨の代わりに用いられる代用通貨のことです」
佐藤正隆氏
愛と勇気とお金の等価交換を実現
個人の社会貢献活動に対して、独自のコインである「アクトコイン」を付与するプロジェクトが始まったのは、2018年1月からである。ブロックチェーンを活用し、社会貢献を可視化するプロジェクトが始動したのである。そして、プロジェクト名が決まったのが4月から5月のことで、「actcoinforabetterworld」がプロジェクト名だ。そのビジョンは、「愛と勇気とお金の等価交換を実現する」である。
社会貢献って楽しい!
企業やNPOがこのプロジェクトに参加し、CSR/CSV/SDGsなど、課題解決の活動をプロジェクトして発表し、多くの人がこのプロジェクトに賛同し、参加する。そして、参加した人たちには、企業やNPOから「actcoin」をもらう。
実際、社会貢献活動や寄付を行ってactcoinをもらった人は、「ポイントがもらえる、貯まる喜びを感じる」という声が多いそうだ。そうやって多くの人が社会貢献活動に参加して、actcoinをもらうことが、社会貢献意欲が向上し、社会貢献が多くの人々に広がっていく。そうすると、多くの人がactcoinを持つようになれば、actcoinの価値はあがる。つまり、存在価値、事業価値、資産価値があがり、ゆくゆくは資産としての価値を持ち、法定通貨と交換できるなど、通貨としての利用も考えられるだろう。
そうした動きが広まれば、「社会貢献って楽しい」「社会貢献ってかっこいい」と思われるような、そんな社会をつくりたいと、佐藤さんは語る。
Actcoinの発行枚数は2030億枚
actcoinの発行枚数は2030億枚と決まっている。それを、2030年までにすべて配布したいという目標を掲げている。
現在、社会貢献活動にボランティアで参加すると、何枚のactcoinがもらえるのか。1時間の参加で1000枚、2時間の参加で2000枚としている。この数字は、半年後ぐらいには4段階に細分化したものになるという。
誰もが幸せに生きる社会の実現
「actcoinプロジェクト」の狙いは、まず、3つの見える化である。「個人の社会貢献を見える化」「企業とNPOの活動の見える化」「参加者全員で起こすインパクトの見える化」である。そして、actcoinが実現する未来はどうなるか。愛と勇気とお金の等価交換を実現とともに、誰もが「利他の心」を発揮して、幸せに生きる社会をつくることである。
セロサムからプラスサムへ
金融の世界はとくにゼロサム社会といわれる。誰かが利益を得るのは、誰かが損をしたからである。富裕層はますます富を得て裕福になり、貧困世代はそこからなかなか抜け出すことができない。そんな社会がまともな社会であるはずがない。
「actcoin」は、誰もが損をしない仕組みになっているのが特徴で、だからこそ、actcoinの思想や考えを社会に広めることは、非常に意義深いものだと、断言しておきたい。
【ニュース提供・エムトレ】
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