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NYの視点:米Q4GDPはQ1の低成長を示唆

注目トピックス 経済総合
米商務省が28日発表した10-12月期国内総生産(GDP)確定値は前期比年率+2.2%となった。伸びは速報値+2.6%から予想以上に下方修正された。2018年第4四半期に比べると+3%。2018年通年の伸びは2.9%と、2015年以来で最大となった。ただ、トランプ政権が目指していた3%成長を小幅下回る結果となった。

確定値では、GDPを構成する個人消費、連邦・地方政府の支出、非居住不動産投資など全てが速報値から下方修正された。個人消費は前期比年率+2.5%と、速報値+2.8%から予想以上に下方修正された。輸入も+2.0%と、従来の+2.7%から下方修正された。米国と貿易相手国との緊張が継続したことが影響した。ただ、輸出は+1.8%(速報+1.6%)と、GDPの成長に寄与した。企業の設備投資の動向を示す非居住不動産投資は+5.4%と、7−9月期の+2.5%から伸びが拡大した。一方で、居住住宅投資は‐4.7%と、4四半期連続でマイナスとなった。

トランプ政権の減税が奏功し、2018年通年で企業利益は+7.8%と、2017年の+3.2%から大幅な伸びとなった。

10−12月期GDPは過去の結果であるが、1−3月期経済の成長が停滞する前兆だとの見方も少なくない。1−3月期GDPで、エコノミストは2%割れの成長を予想している。



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