決算に対する過度な警戒は不要、SMBC日興証券(花田浩菜)
[19/04/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 経済総合
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
4/25付の「DailyOutlook」では、連休と日本株市場について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『昨日の日電産(6594)は年初来高値を更新。前日発表の20/3期計画は市場予想を下回ったが、「例年通り、保守的」と市場に受け止められたほか、昨日10時開催の決算説明会で永守会長が「受注は8月ぐらいに回復」と、下期に向けて明るい見通しを示したことも好感されたようだ。決算発表は5月中旬にかけて相次ぐも、業績に対する期待値は相当程度低下しているだけに、保守的な新年度計画に過度な警戒は不要であろう。なお、本日の決算発表は、引け後に大塚商(4768)、アンリツ(6754)、任天堂(7974)、JR東海(9022)などが予定されている』と伝えています。
続けて、10連休まで残すところ2営業日であることを挙げ、『米株市場では予想を上回る決算が続いていることを背景にS&P500が史上最高値圏にあるなど、リスクオンムードが高まる一方で、大型連休を前に一歩踏み出せないのが日本株市場と言えよう』と分析しています。
さらに、『連休明けの日本株市場を占う上で参考にしたいのが、今年2月以降の上海株式市場である。2月春節の9連休中、米中通商協議の進展期待が後退、ユーロ圏の景気減速懸念が浮上するなど、この間の相場地合いは必ずしも良好とは言えなかった。それにも関わらず、連休明けの上海総合指数は上昇。その後も米中通商協議の進展期待などを背景に2月下旬にかけて大幅高を演じた。大型連休が意識される日本株市場だが、足元の相場地合いを踏まえると、日本株の「持たざるリスク」を意識したい』とまとめています。
最後にレポートでは、『上海総合指数の推移』を紹介しています。詳しくは4/25付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。
フィスコリサーチレポーター花田浩菜
<ST>