トルコリラは保ち合いで推移か サンワード貿易の陳氏(三井智映子)
[19/09/04]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 経済総合
皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。先週はトルコリラがフラッシュ・クラッシュを起こしましたね。 そこで、今回は気になるトルコリラについてのレポートをご紹介します。
陳さんは「テクニカルマイスター」で、先週のトルコリラ円の値動きについて、『先週のトルコリラ円は週初めに16円06銭まで急落したが、週末には18円台前半に戻した。26日のトルコリラは約1%安。日本のトルコリラの買いポジションにストップロスが入り、「フラッシュ・クラッシュ(瞬時の急落)」が起きた』と紐解いています。
その背景については、トルコ中央銀行が『先週19日、融資の伸び率が10-20%の銀行に対する預金準備率を引き下げると発表』したことで、『融資が急激に拡大する可能性への懸念が浮上した』ことや『シリア情勢を巡る懸念もリラの重石になっていた』ことを挙げています。
今週のトルコリラ円の見通しについては、『保ち合いで推移しそう』と考察。『米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げの好影響よりも、米中の貿易対立激化を受けた世界景気の先行き不透明感が新興国通貨の下げ圧力となっている』ため、『新興国通貨には売り圧力が継続しそう』であると分析しています。
7月の米利下げで米国と金利差縮小したものの、新興国への資金流入は進んでおらず、『リスク回避による新興国通貨売りが継続している』とのことで、『世界景気減速の懸念が大きく、リスクの高い新興国通貨への投資は控えられているようだ』と考察しています。
また、トルコ統計庁が2日に発表した第2四半期GDPは前年同期比1.5%減と、前年比で3期連続の減少となりました。
今週については、『国内総生産(GDP)とインフレ率の発表がある。いずれも前回よりも改善の見込みで、9月会合の利下げを後押しすることになりそうだ』と述べています。9月19日のトルコ中銀の政策委員会の行方を左右する経済指標にも着目していきたいですね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月3日付「トルコリラ円、先週の動き・今週の予想」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子
<HH>
陳さんは「テクニカルマイスター」で、先週のトルコリラ円の値動きについて、『先週のトルコリラ円は週初めに16円06銭まで急落したが、週末には18円台前半に戻した。26日のトルコリラは約1%安。日本のトルコリラの買いポジションにストップロスが入り、「フラッシュ・クラッシュ(瞬時の急落)」が起きた』と紐解いています。
その背景については、トルコ中央銀行が『先週19日、融資の伸び率が10-20%の銀行に対する預金準備率を引き下げると発表』したことで、『融資が急激に拡大する可能性への懸念が浮上した』ことや『シリア情勢を巡る懸念もリラの重石になっていた』ことを挙げています。
今週のトルコリラ円の見通しについては、『保ち合いで推移しそう』と考察。『米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げの好影響よりも、米中の貿易対立激化を受けた世界景気の先行き不透明感が新興国通貨の下げ圧力となっている』ため、『新興国通貨には売り圧力が継続しそう』であると分析しています。
7月の米利下げで米国と金利差縮小したものの、新興国への資金流入は進んでおらず、『リスク回避による新興国通貨売りが継続している』とのことで、『世界景気減速の懸念が大きく、リスクの高い新興国通貨への投資は控えられているようだ』と考察しています。
また、トルコ統計庁が2日に発表した第2四半期GDPは前年同期比1.5%減と、前年比で3期連続の減少となりました。
今週については、『国内総生産(GDP)とインフレ率の発表がある。いずれも前回よりも改善の見込みで、9月会合の利下げを後押しすることになりそうだ』と述べています。9月19日のトルコ中銀の政策委員会の行方を左右する経済指標にも着目していきたいですね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月3日付「トルコリラ円、先週の動き・今週の予想」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子
<HH>