AIで世界トップバリスタのコーヒーを再現?蔦谷家電、スマートハンドドリップコーヒーメーカー「iDrip」を発売
[20/06/26]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 経済総合
蔦屋家電エンタープライズは6月30日より、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)で世界各国のバリスタのドリップを再現する、台湾発のスマートハンドドリップコーヒーメーカー「iDrip(アイドリップ)」を発売する。
【iDripとは?】
■バリスタの味を完全再現
本体機器がオリジナルドリップバッグについたバーコードを読み取ることで、世界各国のバリスタチャンピオンによるコーヒーの淹れ方を再現。独自の極細注水ノズルにより、バリスタが設定した湯量、温度、蒸らし時間、抽出速度などを忠実に再現して抽出することができる。
■12種類のドリップバッグは世界各国のバリスタが監修
専用ドリップバッグは、世界中から13名のバリスタが共同参画し、豆の種類、焙煎度、豆の挽き方まで、全工程を監修している。
日本からは、PHILOCOFFEAオーナーであり、「ワールドブリュワーズカップ(World Brewers Cup 2016)」でアジア人世界初となる世界チャンピオンに輝いた粕谷 哲氏、CAFFE VITA代表であり、「UCC コーヒーマスターズ2008」 エスプレッソ部門で優勝を果たした門脇 裕二氏、丸山珈琲バリスタであり、ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)で、JBC史上初の3度の優勝を成し遂げた鈴木 樹氏が参画する。
3名ともそれぞれに「5回に分けて抽出する」、「豆の粉を上下にさせる」、「蒸らしに時間をかける」など、コーヒーの淹れ方がまったく異なる。製品発表会では3名がリモート出演し、そうした自分独自の淹れ方を見事に再現できていると評価していた。
ドリップバッグはPremium、Basicの2タイプで計12種類(10個入りで税込3,780円/5,940円)。パッケージ裏面に掲載されたQRコードを読み取れば、操作ガイドや商品情報を確認することも可能だ。
■洗練された美しいデザイン
無駄のない美しいデザインも特長のひとつ。ブラック、クリムゾンレッド、シャンパンゴールド、ブロンズブラウン、スノーホワイトの5色展開で、インテリアに合わせて選ぶことができる。内部機構が見える中央のウインドウは、高級機械式時計のトゥールビヨンを模しているという。抽出中も歯車の動きを見ながら、ビジュアル面でも楽しめるようになっている。
【製品発表会にて】
私も試飲したところ、コーヒーマシーンで淹れたとは思えず、ハンドドリップといわれてもおかしくないような味だった。提供いただいたのは、粕谷氏監修の「エル・フェニックス」。カカオのような渋みとフルーティーな酸味があり、ハンドドリップさながら、豆そのものの味を感じられた。
ドリップバッグでありながら、袋を開けた途端にコーヒーの香ばしい香りが漂い、淹れた後もその香りが会場全体に充満していたのも印象的だった。ドリップバッグに窒素充填することで酸化を防ぎ、豆の香りや鮮度を損なわないようになっているという。
本体価格は税込11万円と高いが、世界トップバリスタの味がいつでもどこでもボタン1つで楽しめるというのは魅力的といえる。高級ホテルや大企業に設置するにも良さそうだ。
本来は新生活が始まる3月の発売を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で発売延期となり、今回の6月30日発売にいたった。蔦屋家電エンタープライズ執行役員の吉崎真矢氏は、「緊急事態宣言が解除され、“新しい生活様式”のもと、おうち時間を楽しむというなかでぜひiDripを楽しんでもらいたい」と話した。
(取材・文:細川 姫花)
<HH>
【iDripとは?】
■バリスタの味を完全再現
本体機器がオリジナルドリップバッグについたバーコードを読み取ることで、世界各国のバリスタチャンピオンによるコーヒーの淹れ方を再現。独自の極細注水ノズルにより、バリスタが設定した湯量、温度、蒸らし時間、抽出速度などを忠実に再現して抽出することができる。
■12種類のドリップバッグは世界各国のバリスタが監修
専用ドリップバッグは、世界中から13名のバリスタが共同参画し、豆の種類、焙煎度、豆の挽き方まで、全工程を監修している。
日本からは、PHILOCOFFEAオーナーであり、「ワールドブリュワーズカップ(World Brewers Cup 2016)」でアジア人世界初となる世界チャンピオンに輝いた粕谷 哲氏、CAFFE VITA代表であり、「UCC コーヒーマスターズ2008」 エスプレッソ部門で優勝を果たした門脇 裕二氏、丸山珈琲バリスタであり、ジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)で、JBC史上初の3度の優勝を成し遂げた鈴木 樹氏が参画する。
3名ともそれぞれに「5回に分けて抽出する」、「豆の粉を上下にさせる」、「蒸らしに時間をかける」など、コーヒーの淹れ方がまったく異なる。製品発表会では3名がリモート出演し、そうした自分独自の淹れ方を見事に再現できていると評価していた。
ドリップバッグはPremium、Basicの2タイプで計12種類(10個入りで税込3,780円/5,940円)。パッケージ裏面に掲載されたQRコードを読み取れば、操作ガイドや商品情報を確認することも可能だ。
■洗練された美しいデザイン
無駄のない美しいデザインも特長のひとつ。ブラック、クリムゾンレッド、シャンパンゴールド、ブロンズブラウン、スノーホワイトの5色展開で、インテリアに合わせて選ぶことができる。内部機構が見える中央のウインドウは、高級機械式時計のトゥールビヨンを模しているという。抽出中も歯車の動きを見ながら、ビジュアル面でも楽しめるようになっている。
【製品発表会にて】
私も試飲したところ、コーヒーマシーンで淹れたとは思えず、ハンドドリップといわれてもおかしくないような味だった。提供いただいたのは、粕谷氏監修の「エル・フェニックス」。カカオのような渋みとフルーティーな酸味があり、ハンドドリップさながら、豆そのものの味を感じられた。
ドリップバッグでありながら、袋を開けた途端にコーヒーの香ばしい香りが漂い、淹れた後もその香りが会場全体に充満していたのも印象的だった。ドリップバッグに窒素充填することで酸化を防ぎ、豆の香りや鮮度を損なわないようになっているという。
本体価格は税込11万円と高いが、世界トップバリスタの味がいつでもどこでもボタン1つで楽しめるというのは魅力的といえる。高級ホテルや大企業に設置するにも良さそうだ。
本来は新生活が始まる3月の発売を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で発売延期となり、今回の6月30日発売にいたった。蔦屋家電エンタープライズ執行役員の吉崎真矢氏は、「緊急事態宣言が解除され、“新しい生活様式”のもと、おうち時間を楽しむというなかでぜひiDripを楽しんでもらいたい」と話した。
(取材・文:細川 姫花)
<HH>