シカゴ連銀エバンス総裁発言で金は調整安場面へ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
[20/09/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、連休明け23日の大阪金について、『サポートラインと見られていた6500円を大きく下回り、一時6437円まで下落した』と解説し、『ドル円が105円台に上昇し円安に振れたことを受けて午前11時には6450円台に引き戻している』と伝えています。
また、NY金については『電子取引で一時1902.05ドルまで下落し、節目の1900ドルを維持できるかどうかがポイントになっている』とのこと。
金相場に売り圧力が強まった要因としては、『22日、シカゴ連銀のエバンス総裁が、インフレ率が「平均2%になり始める前に利上げを開始することはあり得る。依然として協議しなくてはならない」と述べたこと』と挙げています。
エバンス総裁は、『米連邦公開市場委員会(FOMC)が導入した新たな枠組みについて、インフレ目標の「平均が何を意味するのか、依然として協議の余地がある」と語った』ほか、『さらに、米国債などを買い入れる量的金融緩和の追加策には「FRBで議論があるだろう」と述べるにとどめ、FRBが対応を急いでいない可能性をにじませた』と伝えています。
これ受け、『緩和策の後退が意識されてドルが買い戻され、ドル建て金には割高感が強まって売られた』と考察しています。
ただ、『エバンス総裁は今年のFOMCで議決権を持たない』として、『米連邦準備制度理事会(FRB)の一つの意見として参考程度にとどめておく発言だろう』と指摘しています。
FRBは16日、FOMC後の声明を発表しました。これについては、『ゼロ金利を「インフレ率が2%をやや超えるような軌道に乗るまで維持する」と明記した。エバンズ総裁は2%超で推移した段階で、「平均2%」となるのを待たずに利上げすることも可能との見解を示したとみられる。FRBは平均2%となる対象期間を明示していない』と解説。
続けて、『パウエル議長は22日の下院金融サービス委員会での議会証言で、景気の力強い回復と経済への長期的打撃抑制のため、可能な政策手段を講じる決意を改めて表明する。また議会に対し、財政政策による支援の必要性を訴える。FRBが21日、冒頭発言文を公表した』と述べています。
さらに、パウエル議長は『景気情勢について「4〜6月期の落ち込んだ水準から持ち直した」と指摘し、多くの経済指標が改善を示しているとし、FRBが企業などに対する緊急融資制度を導入したものの、十分ではない可能性を指摘。政府や議会による「直接的な財政支援が必要かもしれない」と対応を促した』とのことです。
そして、ダラス連邦準備銀行のカプラン総裁も21日、『経済が新型コロナウイルス感染拡大の悪影響をやり過ごし、雇用と物価目標を達成するまで事実上のゼロ金利政策が必要だと述べた。ゼロ金利は「恐らく少なくとも2年半か3年は続くだろう」との見通しを示した』と伝えています。
こうしたことを受け、陳さんはFRBの金融政策について『なお緩和的であり続けるだろう』と考察しています。
金相場については、『50日移動平均線を割り込んだことで高値買い玉が整理されるまでは売りが継続しそうだ。次の安値の目安は100日移動平均線のある1855ドル前後になりそうだ』としています。
大阪金については、『50日移動平均線を下回った。ギャップの下限(7月22日)の6402円近辺で下げ止まるかどうかがポイントになろう。これを下回った場合、100日移動平均線のある6278円が目安になりそうだ』と分析。
また、『過去のパターンを見ると、どちらもRSIが30%を下回った時点で底値を打つ可能性があるため、注意しておきたい』と促しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月23日付「【シカゴ連銀エバンス総裁発言で金は調整安場面へ】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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陳さんはまず、連休明け23日の大阪金について、『サポートラインと見られていた6500円を大きく下回り、一時6437円まで下落した』と解説し、『ドル円が105円台に上昇し円安に振れたことを受けて午前11時には6450円台に引き戻している』と伝えています。
また、NY金については『電子取引で一時1902.05ドルまで下落し、節目の1900ドルを維持できるかどうかがポイントになっている』とのこと。
金相場に売り圧力が強まった要因としては、『22日、シカゴ連銀のエバンス総裁が、インフレ率が「平均2%になり始める前に利上げを開始することはあり得る。依然として協議しなくてはならない」と述べたこと』と挙げています。
エバンス総裁は、『米連邦公開市場委員会(FOMC)が導入した新たな枠組みについて、インフレ目標の「平均が何を意味するのか、依然として協議の余地がある」と語った』ほか、『さらに、米国債などを買い入れる量的金融緩和の追加策には「FRBで議論があるだろう」と述べるにとどめ、FRBが対応を急いでいない可能性をにじませた』と伝えています。
これ受け、『緩和策の後退が意識されてドルが買い戻され、ドル建て金には割高感が強まって売られた』と考察しています。
ただ、『エバンス総裁は今年のFOMCで議決権を持たない』として、『米連邦準備制度理事会(FRB)の一つの意見として参考程度にとどめておく発言だろう』と指摘しています。
FRBは16日、FOMC後の声明を発表しました。これについては、『ゼロ金利を「インフレ率が2%をやや超えるような軌道に乗るまで維持する」と明記した。エバンズ総裁は2%超で推移した段階で、「平均2%」となるのを待たずに利上げすることも可能との見解を示したとみられる。FRBは平均2%となる対象期間を明示していない』と解説。
続けて、『パウエル議長は22日の下院金融サービス委員会での議会証言で、景気の力強い回復と経済への長期的打撃抑制のため、可能な政策手段を講じる決意を改めて表明する。また議会に対し、財政政策による支援の必要性を訴える。FRBが21日、冒頭発言文を公表した』と述べています。
さらに、パウエル議長は『景気情勢について「4〜6月期の落ち込んだ水準から持ち直した」と指摘し、多くの経済指標が改善を示しているとし、FRBが企業などに対する緊急融資制度を導入したものの、十分ではない可能性を指摘。政府や議会による「直接的な財政支援が必要かもしれない」と対応を促した』とのことです。
そして、ダラス連邦準備銀行のカプラン総裁も21日、『経済が新型コロナウイルス感染拡大の悪影響をやり過ごし、雇用と物価目標を達成するまで事実上のゼロ金利政策が必要だと述べた。ゼロ金利は「恐らく少なくとも2年半か3年は続くだろう」との見通しを示した』と伝えています。
こうしたことを受け、陳さんはFRBの金融政策について『なお緩和的であり続けるだろう』と考察しています。
金相場については、『50日移動平均線を割り込んだことで高値買い玉が整理されるまでは売りが継続しそうだ。次の安値の目安は100日移動平均線のある1855ドル前後になりそうだ』としています。
大阪金については、『50日移動平均線を下回った。ギャップの下限(7月22日)の6402円近辺で下げ止まるかどうかがポイントになろう。これを下回った場合、100日移動平均線のある6278円が目安になりそうだ』と分析。
また、『過去のパターンを見ると、どちらもRSIが30%を下回った時点で底値を打つ可能性があるため、注意しておきたい』と促しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月23日付「【シカゴ連銀エバンス総裁発言で金は調整安場面へ】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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