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ドル円は上値の重い展開が続きそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

注目トピックス 経済総合
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、ドル円について、『今週のドル円は、上値の重い展開が続きそうだ』と述べています。

続けて、『先週公表された米経済指標は総じて良好だった。3月米景気先行指標総合指数(2016年=100)は、前月比1.3%上昇し、111.6となった。市場予想の1.0%上昇を上回った。経済活動が勢いを増していることで、先行指数が上昇したようだ』と伝えています。

4月米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値は60.6となり、2007年5月の調査開始以降で過去最高となりました。前月確報値の59.1から上昇し、市場予想の60.5も上回った。製造業の投入価格指数は78.0と、前月の74.8から上昇し、08年7月以来の高水準となりました。4月のサービス業PMI速報値は63.1と、09年10月の調査開始以降で過去最高となりました。3月米新築住宅販売件数も20.7%増と市場予想を大きく上回りました。

陳さんは、『いずれも、大型の景気刺激策を背景に新型コロナウイルスワクチンの接種拡大や移動制限の段階的な解除が功を奏したようだ』と分析しています。

また、『NYダウもこれらを好感して史上初の3万4000ドルを示現した』と伝えています。

一方で、『ただ、ドル円は下落が継続し、108円の節目を下回った。これは、好調な米経済指標が発表されて強材料が確認されたこと、米国債の入札が好調で米長期金利が低下したこと等が背景にあるのだろう』と言及しています。

米長期金利は3月末に一時1.8%近くまで上昇していましたが、足元は1.5%半ばに低下しています。
『バイデン大統領が富裕層に対するキャピタルゲイン税率の引き上げを提案する見通しと伝わったことも、株式相場の重石となり債券買いが強まった面もあろう。ただ、減税の法案成立は容易ではないとの見方も強い』と考察しています。

今週は、27日に日銀金融政策会合、28日に米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表、米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長の記者会見が行われます。
パウエル議長の記者会見について、『いずれも金融政策に変更はないと見られる。改めて金融緩和の継続を明言しよう』と述べています。

次に、新型コロナについて、『世界的に再拡大していることでリスクオンにブレーキがかかってきたようだ。24日、世界保健機関(WHO)は、世界の新型コロナウイルスの1日当たりの新たな感染者数は22日、速報値で88万人を超え、これまでで最も多くなったという』と解説しています。

続けて、『ワクチン接種の状況から見れば、ドル買い・円売りとなりそうだが、NYダウに高値警戒感があること、米国債需要を受けて米長期金利が安定していること、ドルが対ユーロで軟化していることなどからドル買いも限定的になりそうだ』と示唆しています。

『ドル円は重要イベントもあり、もち合いとなりそうだ』と考察しています。

こうしたことから、陳さんはドル円の今週のレンジについて、『107.00〜109.00円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月27日付「ドル円今週の予想(4月26日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜




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