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NYの視点:2022年FOMCはよりタカ派に、金利市場は3回の利上げ完全に織り込む

注目トピックス 経済総合
バイデン大統領は間もなく、空席となっている3人の米連邦準備理事会(FRB)理事を指名する見通しとなっている。関係筋によると、銀行監督担当副議長にラスキン元理事指名する可能性が報じられた。このポストは、金融危機を防ぐためにも重要。2020年のパンデミックの際、大手金融機関の資本が十分で、柔軟性を保ち、2008年のような金融危機を回避できたのは、クオールズ副議長の注力が大きく貢献したと、讃える意見も少なくない。

2022年の連邦公開市場委員会(FOMC)は2021年に比べ、タカ派に傾斜する可能性がある。パウエル議長はすでに、高インフレがもはや一過性ではなく、2022年まで持続するとの見方に、高インフレ対処の必要性に言及した。21年のメンバー、通常はハト派として知られるシカゴ連銀のエバンス総裁、超ハト派のアトランタ連銀のボスティック総裁のほか、リッチモンド連銀のバーキン総裁、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁にかわって、早期の利上げの必要性を主張してきたセントルイス連銀のブラード総裁、タカ派で知られるクリーブランド連銀のメスター総裁、カンザスシティー連銀のジョージ総裁に加えて、ボストン連銀のモントゴメリー氏が22年のFOMC投票権を持つ。

オミクロン変異株流行が急増しているが、2020年の状況とは異なり大規模な都市封鎖は回避される見込みで、供給不足も2022年の上半期に緩和が見込まれ、経済や労働市場の強い回復を見込み金利先物市場はすでに2022年3回の利上げを完全に織り込んだ。

■2022年FOMCメンバー

パウエルFRB議長
ウィリアムズ米NY連銀総裁
クラリダ副議長の後任にブレイナードFRB理事が就任へ
ボウマン理事
ウォラー理事、

(クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長やクオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長は退任へ)

メスター・クリーブランド連銀総裁(タカ派)
ジョージ米カンザスシティー連銀総裁(タカ派)
ブラード・セントルイス連銀総裁(タカ派)
モントゴメリー・ボストン連銀総裁





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