NYの視点:米住宅市場指数は改善、拡大域に近づくも地銀混乱の影響を警戒
[23/04/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
*07:35JST NYの視点:米住宅市場指数は改善、拡大域に近づくも地銀混乱の影響を警戒
全米住宅産業協会(NAHB)が発表した4月NAHB住宅市場指数は45と、予想通り4カ月連続の上昇で9月来で最高となった。活動の縮小を示す50割れは9カ月連続。同指数を構成する3項目のうち一戸建販売現在は51、販売見通しも50と、それぞれ6月来の活動の拡大となる50台を回復した。購買見込み客足指数は31で変わらず。
住宅ローン金利の低下で、建設会社は需要がいくらか回復すると期待している。最近の地銀の混乱の影響もまだ見られない。しかし、同時に、住宅建設会社は中古物件不足への懸念を表明。中古物件は前年比で25%減。住宅在庫の3割は新築で、1980年来の高水準となる。歴史的な1割を大幅に上回る。
建設会社は最近の地銀の混乱が起因した融資絡みの問題が増える可能性を警戒している。金融混乱が住宅市場、経済に与える影響は依然不透明感が強い。
■4月住宅市場指数:45(3月44、38)
一戸建販売:現在:51(49、44)
見通し:50(47、41)
購買見込み客足指数:31(31、26)
前年比
住宅市場指数:−32(−35)
一戸建販売:現在:−35(‐38)
見通し:−23(−23)
購買見込み客足指数:−30(−35)
<CS>
全米住宅産業協会(NAHB)が発表した4月NAHB住宅市場指数は45と、予想通り4カ月連続の上昇で9月来で最高となった。活動の縮小を示す50割れは9カ月連続。同指数を構成する3項目のうち一戸建販売現在は51、販売見通しも50と、それぞれ6月来の活動の拡大となる50台を回復した。購買見込み客足指数は31で変わらず。
住宅ローン金利の低下で、建設会社は需要がいくらか回復すると期待している。最近の地銀の混乱の影響もまだ見られない。しかし、同時に、住宅建設会社は中古物件不足への懸念を表明。中古物件は前年比で25%減。住宅在庫の3割は新築で、1980年来の高水準となる。歴史的な1割を大幅に上回る。
建設会社は最近の地銀の混乱が起因した融資絡みの問題が増える可能性を警戒している。金融混乱が住宅市場、経済に与える影響は依然不透明感が強い。
■4月住宅市場指数:45(3月44、38)
一戸建販売:現在:51(49、44)
見通し:50(47、41)
購買見込み客足指数:31(31、26)
前年比
住宅市場指数:−32(−35)
一戸建販売:現在:−35(‐38)
見通し:−23(−23)
購買見込み客足指数:−30(−35)
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