メキシコペソ円今週の予想(8月26日) サンワード証券の陳氏(山崎みほ)
[24/08/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
*09:49JST メキシコペソ円今週の予想(8月26日) サンワード証券の陳氏(山崎みほ)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『メキシコペソ円は、メキシコ銀行(中銀)による利下げ見通しから戻り売りが続きそうだ』と述べています。
続けて、『メキシコ景気に弱さが出てきた。4〜6月期の実質GDP(国内総生産)速報値は季節調整済みで前期比0.2%増と、伸びは鈍化した。民間アナリストによる2024年のGDP成長率見通しも1.8%に下方修正された。7月の経済活動指数速報値は前月比0.1%低下した。景気の先行きなどを踏まえ、メキシコ銀行(中銀)は8月の会合で主要政策金利を0.25%引き下げ、10.75%とすることを決めた。現政権が9月中の法案成立を目指す司法改革を巡る懸念もくすぶっている』と解説しています。
また、『メキシコ銀行が政策金利を0.25%引き下げて10.75%に決定した8日、7月消費者物価指数(CPI)も発表されていた。その上昇率は5.0%台とインフレ再燃を思わせる数字だったが、中銀は景気の下支えを優先して利下げを決定した。5カ月ぶりの利下げに加えて今後の追加利下げも示唆したが、7月CPIの加速を受けて次回会合では金利据え置きとの見方もあった。8月の中銀会合では、5人の政策委員のうち2人は、物価見通しを引き上げたことと整合性がなくなるとの理由で利下げに反対していた』と伝えています。
しかし、『22日に発表された8月前半の消費者物価指数(CPI)前年比上昇率が5.16%と、1カ月前の5.61%から鈍化した上に、エコノミスト予想の5.31%を下回った。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア消費者物価指数の前年比上昇率も、2021年初め以降で初めて4%を割り込んだことで、追加利下げの見通しを強めた』と言及しています。
陳さんは、『8月後半の消費者物価でも減速が確認されれば、9月追加利下げの可能性が高まりそうだ。第2四半期国内総生産(GDP)改定値が前期比0.2%増と、昨年終盤からの成長鈍化が改めて裏付けられた事も利下げを後押ししよう』と示唆しています。
一方で、『メキシコ中央銀行が22日に公表した8月の金融政策決定会合の議事要旨によると、利下げに反対した政策委員2人は、拙速な利下げによって中銀の信頼性が損なわれるとの懸念を表明していた。中銀はまた、インフレ率の予想を引き上げた。 議事要旨によると、大半の委員は、これまで実施してきた金融政策に加え、コロナ禍やウクライナ戦争が引き起こした世界的ショックの減衰を踏まえると、インフレ見通しは大きく改善したとの認識を示した』と伝えています。
こうしたことから、陳さんは、『年後半のメキシコ経済は新政権の発足や米大統領選挙の結果を受けてさまざまな試練に直面する可能性があり、年間成長率に下振れリスクがあることも利下げへの見方を強めよう』と考察しています。
メキシコペソ円の今週のレンジについては、『7.00円〜7.80円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月27日付「メキシコペソ円今週の予想(8月26日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『メキシコペソ円は、メキシコ銀行(中銀)による利下げ見通しから戻り売りが続きそうだ』と述べています。
続けて、『メキシコ景気に弱さが出てきた。4〜6月期の実質GDP(国内総生産)速報値は季節調整済みで前期比0.2%増と、伸びは鈍化した。民間アナリストによる2024年のGDP成長率見通しも1.8%に下方修正された。7月の経済活動指数速報値は前月比0.1%低下した。景気の先行きなどを踏まえ、メキシコ銀行(中銀)は8月の会合で主要政策金利を0.25%引き下げ、10.75%とすることを決めた。現政権が9月中の法案成立を目指す司法改革を巡る懸念もくすぶっている』と解説しています。
また、『メキシコ銀行が政策金利を0.25%引き下げて10.75%に決定した8日、7月消費者物価指数(CPI)も発表されていた。その上昇率は5.0%台とインフレ再燃を思わせる数字だったが、中銀は景気の下支えを優先して利下げを決定した。5カ月ぶりの利下げに加えて今後の追加利下げも示唆したが、7月CPIの加速を受けて次回会合では金利据え置きとの見方もあった。8月の中銀会合では、5人の政策委員のうち2人は、物価見通しを引き上げたことと整合性がなくなるとの理由で利下げに反対していた』と伝えています。
しかし、『22日に発表された8月前半の消費者物価指数(CPI)前年比上昇率が5.16%と、1カ月前の5.61%から鈍化した上に、エコノミスト予想の5.31%を下回った。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア消費者物価指数の前年比上昇率も、2021年初め以降で初めて4%を割り込んだことで、追加利下げの見通しを強めた』と言及しています。
陳さんは、『8月後半の消費者物価でも減速が確認されれば、9月追加利下げの可能性が高まりそうだ。第2四半期国内総生産(GDP)改定値が前期比0.2%増と、昨年終盤からの成長鈍化が改めて裏付けられた事も利下げを後押ししよう』と示唆しています。
一方で、『メキシコ中央銀行が22日に公表した8月の金融政策決定会合の議事要旨によると、利下げに反対した政策委員2人は、拙速な利下げによって中銀の信頼性が損なわれるとの懸念を表明していた。中銀はまた、インフレ率の予想を引き上げた。 議事要旨によると、大半の委員は、これまで実施してきた金融政策に加え、コロナ禍やウクライナ戦争が引き起こした世界的ショックの減衰を踏まえると、インフレ見通しは大きく改善したとの認識を示した』と伝えています。
こうしたことから、陳さんは、『年後半のメキシコ経済は新政権の発足や米大統領選挙の結果を受けてさまざまな試練に直面する可能性があり、年間成長率に下振れリスクがあることも利下げへの見方を強めよう』と考察しています。
メキシコペソ円の今週のレンジについては、『7.00円〜7.80円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月27日付「メキシコペソ円今週の予想(8月26日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 山崎みほ
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