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前場に注目すべき3つのポイント〜日銀金融政策決定会合を見極め、復興関連に関心が向かうか

注目トピックス 市況・概況

11日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:金融政策決定会合の結果でトレンドが強まるか
■外資系証券の注文動向:差し引き710万株の買い越し
■前場の注目材料:東日本大震災から3年、再度除染や復興、代替エネルギー関連に関心が向かう可能性

■金融政策決定会合の結果でトレンドが強まるか

☆日経225想定レンジ:上限15350円-下限15000円

11日の東京市場はトレンドが出やすいタイミングとなる。10日の米国市場は2月の中国貿易収支が悪化したことを嫌気して売りが先行。ただし、貿易収支の悪化については織り込み済みのほか、シカゴ日経225先物清算値は大証比70円高の15230円だったこともあり、日経平均は10日の下げに対するリバウンドが意識されやすい。

一方、日経平均は緩やかなリバウンド形状をみせているとはいえ、一目均衡表の雲のねじれのタイミングで強弱感が対立しやすい位置にある。雲は15377-15467円辺りに位置しており、突破を見極めたいところであろう。一方、雲下限は明日には15073円辺りに切り下がるため、抵抗となればトレンドは悪化傾向に。週末に先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることもあり、方向感を掴みづらくさせる要因となる。

また、金融政策決定会合の結果が発表される。市場コンセンサスは現状維持であるものの、10-12月期GDP改定値が速報値から下方修正されことにより、追加緩和期待が高まっているとみられる。消費増税後の景気への影響が警戒されているなか、先手を打つ格好での取り組みに期待したいところである。不動産にはいったんポジションを圧縮する動きがみられており、再動意をみせてくるかに注目。

その他、建設セクターへの物色が目立っているが、信用高値期日に伴う需給改善期待のほか、東日本大震災から3年を迎える。本格的な復興への期待感などが、インフラ関連などへの物色に向かわせそうである。また、ソフトバンク<9984>は11日に米国(ワシントン)で孫社長の講演が予定されており、思惑的な動きをみせてきそうである。

■外資系証券の注文動向:差し引き710万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1440万株、買い2150万株、差し引き710万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

3月4日(火):790万株の売り越し
3月5日(水):40万株の買い越し
3月6日(木):480万株の売り越し
3月7日(金):130万株の買い越し
3月10日(月):500万株の買い越し

■前場の注目材料

・日銀金融政策決定会合の結果を見極める展開へ
・大手住宅メーカー、2月受注は軒並み2ケタ減で反動減止まらず
・東日本大震災から3年、再度除染や復興、代替エネルギー関連に関心が向かう可能性

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 マネーストック(2月、日本銀行)
09:00 日銀政策委員会・金融政策決定会合(2日目、終了後に結果公表)
11:00 リトアニアのリナス・リンケビチュウス外相、記者会見(日本記者クラブ)



<KO>

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