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日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は81円高、前日下落に対するリバウンドが先行

注目トピックス 市況・概況

【日経平均は反発、前日下落に対するリバウンドが先行】

9時36分現在の日経平均株価は、15201.93円(前日比+81.79円)で推移。日経平均は反発で始まった。10日の米国市場は下落となったが、下げの要因が中国貿易収支の悪化であり、織り込み済みに。シカゴ先物が大証比70円高の15230円だったほか、円相場が1ドル=103円30銭辺りと若干円安に振れている流れを受けて、前日の下げに対するリバウンドが先行した。前日に弱い値動きをみせていたファナック<6954>、ソフトバンク<9984>などが買い優勢のスタート。

売買代金上位では、クルーズ<2138>、三菱UFJ<8306>、KDDI<9433>、ソニー<6758>、コロプラ<3668>、ホンダ<7267>、NTT<9432>などが堅調。半面、ゼリア新薬<4559>、三井物産<8031>、マイクロニクス<6871>、キヤノン<7751>、パナソニック<6752>などが冴えない。セクターでは石油・石炭、不動産、電力・ガス、保険、パルプ・紙、陸運、精密機器、倉庫・運輸などが上昇。一方、海運、その他製品、卸売、鉄鋼などが小安い。

【ドル・円は103円29銭付近、日銀の金融政策現状維持を想定した相場展開に】

ドル・円は103円29銭付近で推移。日銀金融政策決定会合の結果判明を待つ状況となっているが、市場参加者の大半は今回も金融政策の現状維持と予想している。金融政策の現状維持が決まった場合、ドル売りがやや強まる可能性があるが、将来的な追加緩和への期待は残されているとの見方が多く、ドル売りは一時的な動きにとどまるとの見方が多いようだ。103円以下には短期筋などのドル買い興味が残されており、ドル・円は103円付近で下げ渋る可能性がある。

9時36分時点のドル・円は103円29銭、ユーロ・円は143円30銭、ポンド・円は171円89銭、豪ドル・円は93円15銭付近で推移している。



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