日経平均後場寄り付き&為替概況:日経平均は79円高、日銀現状維持で仕掛け的な売りも
[14/03/11]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
【日経平均は上げ幅縮小、日銀の現状維持で先物主導による仕掛け的な売りも】
12時57分現在の日経平均株価は、15199.14円(前日比+79.00円)で推移。日経平均は上げ幅を縮めて始まり、日中安値を更新している。昼休み中に日銀の金融政策決定会合の結果が伝えられ、金融政策は市場コンセンサス通りの現状維持だった。織り込み済ではあるが、現状維持を材料に現物の寄り付き直後に先物主導による仕掛け的な動きが出たようである。昼のバスケットは小幅に売り越しとの観測。円相場は1ドル=103円30銭と横ばいで推移している。
セクターでは石油・石炭、保険、パルプ・紙、電力・ガス、鉱業、情報・通信、不動産などが堅調。半面、海運、鉄鋼、その他製品、非鉄金属、金属製品などが小安い。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>などが引き続き堅調。材料系ではオリチェン<6380>がストップ高で張り付いているほか、クボテック<7709>、システム情報<3677>、アルデプロ<8925>、ウインテスト<6721>、ラサ工<4022>、カーバイド<4064>などが強い動きをみせている。
【ドル・円は103円30銭付近、黒田日銀総裁会見待ちに】
ドル・円は103円30銭付近で推移。日銀が金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定したことを受けて、ドル・円は103円22銭まで下落。ただ、市場参加者の大半が現状維持を予想していたこともあり、ドル・円は下げ渋る格好に。黒田日銀総裁会見を見極めたいとの見方も強いもよう。
12時57分時点のドル・円は103円30銭、ユーロ・円は143円25銭、ポンド・円は171円90銭、豪ドル・円は93円26銭付近で推移。上海総合指数は、2005.31(前日比+0.31%)で前引け。
<KO>