NY株式:ダウは26ドル安、バイオ関連に売りが広がる
[14/03/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
24日の米国株式相場は下落。ダウ平均は26.08ドル安の16276.69、ナスダックは50.40ポイント安の4226.39で取引を終了した。朝方は上昇して始まったものの、一部バイオ関連企業の新薬に対する高額な薬価設定が問題視されており、ヘルスケアセクターを中心に売りが広がり、終日軟調推移となった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や電気通信サービスが上昇する一方、小売や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)はケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)とテレビ番組のストリーミング配信などの交渉を行っているとの報道で上昇。一方で、動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)が同報道を受け急落となった。ギリアド・サイエンシズ(GILD)が先週、新型肝炎治療薬「ソバルディ」の高額な薬価設定について議会から算定根拠の問い合わせを受けたことが嫌気され、同業のバイオジェン・アイデック(BIIB)やセルジーン(CELG)が軟調推移となった。
薬価問題は株価水準見直しのきっかけに過ぎず、バイオ関連銘柄の最近の株価上昇が目立っており、割高との見方が前提にあるようだ。
(Horiko Capital Management LLC)
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