米金融規制の強化と金融機関の調整
[14/03/27]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
米FRBが20日に発表したストレステスト(健全性審査)結果は30行中29行が資本要件を満たし、ザイオンズ・バンコープのみが不合格と伝えられていた。しかし、26日の発表では、シティ・グループ、RBS(ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド)、HSBC、サンタンデール銀(欧州銀の場合は米国部門)の資本計画も、質的な懸念を理由に不合格となっていることが分かった。GSとBOAは自社株買い戻しと配当金に関する修正を行なった後で合格となった。
最近報道が無いが、15年に向け、「ボルカールール」の適用開始も迫っていると見られる。金融規制強化とそれに伴う金融機関の調整も、新年度の課題となろう。米通貨監督庁の調査では、「ボルカールール」導入で生ずるコストは業界で最大43億ドルと試算。ローン担保証券など特定の投資制限への対応コストが中心と見られている。調整の土壌が大型M&Aを生む公算も考えられる。
<MK>
最近報道が無いが、15年に向け、「ボルカールール」の適用開始も迫っていると見られる。金融規制強化とそれに伴う金融機関の調整も、新年度の課題となろう。米通貨監督庁の調査では、「ボルカールール」導入で生ずるコストは業界で最大43億ドルと試算。ローン担保証券など特定の投資制限への対応コストが中心と見られている。調整の土壌が大型M&Aを生む公算も考えられる。
<MK>