NY株式:ダウは4ドル安、大手行の資本計画却下を嫌気
[14/03/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日の米国株式相場は下落。ダウ平均は4.76ドル安の16264.23、ナスダックは22.35ポイント安の4151.23で取引を終了した。朝方発表された2013年10-12月期GDPや週間新規失業保険申請数は概ね予想通りの内容となり、小動きで始まった。しかし、連銀が大手金融機関に実施したストレステストの結果を受け、各金融機関が申請した資本計画が一部却下されたことが嫌気され、終日上値の重い展開となった。セクター別では、電気通信サービスやエネルギーが上昇する一方、保険や銀行が下落した。
大手行のシティグループ(C)は、資本計画が連銀に却下されたことで下落。ITコンサルティングのアクセンチュア(ACN)やビデオゲーム小売のゲームストップ(GME)は決算が予想を下回り軟調推移となった。一方で、ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)が好決算を発表して上昇。アルミニウムのアルコア(AA)は、ロンドン金属取引所の倉庫規則の改訂が延期されたことが好感され堅調推移となった。
ソフトウェア大手のマイクロソフト(MSFT)は、ナデラ氏が新CEO就任後に初めて公の場に登場、アップル(AAPL)のiPad向けにオフィス統合ソフトを提供することを発表し、同社の事業戦略の変化に注目が集まっている。
(Horiko Capital Management LLC)
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