前場に注目すべき3つのポイント〜期末要因によるドレッシング買い期待
[14/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
31日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:ドレッシング期待などから底堅い展開か
■外資系証券の注文動向:差し引き550万株の買い越し
■前場の注目材料:米GE、日本でメガソーラー事業に参入
■ドレッシング期待などから底堅い展開か
☆日経225想定レンジ:上限14900円-下限14700円
31日の東京市場は底堅い展開になりそうだ。28日の米国市場は、2月個人所得・支出や3月ミシガン大学消費者信頼感指数が概ね予想に一致したことで上昇した。シカゴ日経225先物清算値は大証比95円高の14795円。円相場は1ドル102円90銭辺りと、先週末水準から円安に振れていることも安心感につながりそうである。
また、今週は名実ともに新年度相場入りとなる。きょうは期末要因からドレッシング買いなどが期待されるほか、明日以降は新年度入りとなるなか、機関投資家などによる資金流入が意識されやすいだろう。
最近では年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の三谷理事長の「GPIFは株価の下支え機関ではない」との発言などもあったが、一方で日本取引所グループは新株価指数「JPX日経インデックス400(JPX日経400)」に連動する先物を10-11月をメドに取引を始める方針であり、配分比率の引き上げなどへの思惑は根強いだろう。
また、4月1日から消費税率が5%から8%に引き上げられる。消費増税への影響が警戒される局面においては追加の緩和期待にもつながる。先週の日経平均はボックスレンジながらも、上限突破が意識されてきている。200日線が心理的な支持線として意識されてきており、下値の堅さも感じられた。
一方、25日線が上値抵抗として意識されるほか、一目均衡表では基準線や雲下限などが抵抗となる。緩和期待などを背景に、シカゴ先物にサヤ寄せする格好からこの抵抗を捉えてくるようだと、節目の15000円を意識したトレンドが強まりやすいだろう。
■外資系証券の注文動向:差し引き550万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1350万株、買い1900万株、差し引き550万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
3月24日(月):60万株の買い越し
3月25日(火):1050万株の買い越し
3月26日(水):880万株の買い越し
3月27日(木):560万株の買い越し
3月28日(金):160万株の買い越し
■前場の注目材料
・米GE、日本でメガソーラー事業に参入
・ニトリHD<9843>は消費増税の影響を吸収し今期増収増益見通しに
・期末要因によるドレッシング買い期待、機関投資家による資金流入期待も
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:50 2月鉱工業生産指数速報(前月比予想:+0.3%、1月:+3.8%)
11:00 菅官房長官、定例記者会見
<海外>
09:30 豪・2月民間部門信用(前月比予想:+0.4%、1月:+0.4%)
<KO>