日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は357円安、米国株式市場の大幅下落を嫌気
[14/04/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は大幅下落、幅広い銘柄が売り気配からのスタートに】
9時38分現在の日経平均株価は、13942.47円(前日比-357.65円)で推移。日経平均は大幅に下落して始まった。米国ではネットやバイオ関連株が再び大幅下落。モメンタム・ストックといった相場全体の基調を左右してしまう銘柄への不安定な流れを受けて、日本株市場は幅広い銘柄が売り気配からのスタートに。14000円割れ寸前で始まった日経平均は、その後下げ渋りをみせていたが、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9984>が売り気配で推移するなか、節目の14000円を割り込んできている。
セクターでは33業種すべてが下げており、海運、保険、情報・通信、不動産、金属製品、電気機器、非鉄金属などは既に2%を超える下げに。売買代金上位は全面安であり、ファナック<6954>、トヨタ自<7203>、KDDI<9433>、ホンダ<7267>、京セラ<6971>、信越化<4063>、キヤノン<7751>などが軟調。一方、材料系ではFベンチャー<8462>、日本テレホン<9425>、エキサイト<3754>などが堅調。
【ドル・円は101円46銭付近、株安によるリスク回避的な円買い観測】
ドル・円は101円46銭付近で推移。日経平均株価が節目の14000円を下回っており、株安を意識したリスク回避的な円買いが観測された。ただ、円買いが急速に拡大している様子はないようだ。市場参加者の間からは、日経平均株価の大幅下落は想定の範囲内との声が聞かれているが、中国経済の先行き不安は払拭されていないことから、リスク選好的な円売りは当面抑制されるのではないか、との見方が増えているようだ。
9時38分時点のドル・円は101円46銭、ユーロ・円は140円96銭、ポンド・円は170円19銭、豪ドル・円は95円18銭付近で推移している。
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