16日の米国市場ダイジェスト:ダウは162ドル高、経済指標や主要企業決算を好感
[14/04/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは162ドル高、経済指標や主要企業決算を好感
NYダウ ナスダック
終値 :16424.85 終値 :4086.23
前日比:+162.29 前日比:+52.06
始値 :16266.23 始値 :4066.82
高値 :16424.85 高値 :4086.28
安値 :16266.23 安値 :4038.81
16日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は162.29ドル高の16424.85、ナスダックは52.06ポイント高の4086.23で取引を終了した。3月鉱工業生産及び設備稼働率が予想を上回ったほか、3月住宅着工件数も僅かに下振れしたものの、概ね予想通りとなったことで買いが先行。主要企業の好決算が相次いだことも手伝い、終日堅調推移となった。セクター別では、商業・専門サービスやメディアが上昇する一方、ヘルスケア機器・サービスや半導体・半導体製造装置が下落した。
ポータルサイトのヤフー(YHOO)が好決算を発表、24%の株式を保有し株式上場を計画している中国のアリババ・グループの業績が好調だったことが好感され上昇。口コミサイトのイェルプ(YELP)はシティグループの投資判断引上げで上昇。一方で、大手行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は予想を上回ったものの赤字決算となり小幅下落。鉄道のCSXコープ(CSX)は減益となる決算を発表して軟調推移となった。
マーケット終了後に検索大手のグーグル(GOOGL)が発表した決算は、売上高及び利益とも予想を下回り、時間外取引で下落している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は102円24銭、米3月鉱工業生産の予想上振れを好感
ドル・円は102円20銭から102円35銭へ上昇し102円24銭で引けた。予想を上振れた米3月鉱工業生産を好感したドル買いが優勢となった。その後、イエレンFRB議長の発言「FRBは回復支援のため緩和策を公約」でドルが伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.3843ドルから1.3804ドルへ下落し1.3815ドルで引けた。米国債券利回り上昇に伴うドル買いが優勢となった。ユーロ・円は、141円63銭から141円19銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.6815ドルから1.6787ドルへ下落。ドル・スイスは、0.8790フランから0.8827フランへ上昇した。
■NY原油:反発で103.76ドル、米中の経済指標を好感も米在庫増が上値抑制
NY原油は反発(NYMEX原油5月限終値:103.76 ↑0.01)。ただ、前日比1セントの上昇であり、ほぼ横ばいであった。この日発表された中国の1-3月期GDPの上振れに、買いが優勢となるなかで通常取引が始まり、米国の3月鉱工業生産、設備稼働率の上振れを受けて、需要増期待の買いがさらに強まり、高値104.82ドルまで上昇。
しかし、その後発表された米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)で、原油在庫が予想を大きく上回る1000万バレル超もの増加となったことで、いったん売りが優勢になり、安値103.12ドルまで下落した。リビアの再開された港で輸出原油の積み込みが始まったことも、売りにつながった。
一方、ウクライナ東部で親ロシア派武装集団に対する強制排除が続くなか、事態の先行き不透明感からロシア産原油に対する供給懸念も根強いことから、その後は買い戻しも強まった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.13ドル -0.26ドル(-1.59%)
モルガン・スタンレー(MS) 29.89ドル +0.34ドル(+1.15%)
ゴールドマン・サックス(GS)157.22ドル +2.30ドル(+1.48%)
インテル(INTC) 26.93ドル +0.16ドル(+0.60%)
アップル(AAPL) 519.01ドル +1.05ドル(+0.20%)
グーグル(GOOG) 556.54ドル +20.10ドル(+3.75%)
フェイスブック(FB) 59.72ドル +0.63ドル(+1.07%)
キャタピラー(CAT) 102.93ドル +1.03ドル(+1.01%)
アルコア(AA) 13.42ドル +0.37ドル(+2.84%)
ウォルマート(WMT) 77.22ドル +0.34ドル(+0.44%)
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