21日の米国市場ダイジェスト:ダウは40ドル高、閑散取引も企業決算を好感
[14/04/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは40ドル高、閑散取引も企業決算を好感
NYダウ ナスダック
終値 :16449.25 終値 :4121.55
前日比:+40.71 前日比:+26.03
始値 :16408.92 始値 :4105.37
高値 :16459.78 高値 :4121.55
安値 :16402.08 安値 :4081.91
21日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は40.71ドル高の16449.25、ナスダックは26.03ポイント高の4121.55で取引を終了した。キリスト教の復活祭で欧州など各国主要株式市場が休場、閑散取引となる中、主要企業決算が好感され買いが先行した。一時上げ幅を縮小する場面もあったが、再び引けにかけて緩やかに上昇する展開となった。大型株で構成されるS&P500指数は5営業日続伸。セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーや運輸が上昇する一方、消費者・サービスや家庭用品・パーソナル用品が下落した。
半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、ゲーム専用機向け半導体などが好調で予想を上回る決算を発表して急騰。エネルギー開発サービスなどのハリバートン(HAL)も好決算を発表して上昇。玩具メーカーのハズブロ(HAS)も予想を上回る決算を発表して堅調推移となった。産金・鉱業のニューモント・マイニング(NEM)は、同業のバリック・ゴールド(ABX)との合併観測で上昇。一方で、ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は決算が予想を下回り下落した。
マーケット終了後に動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)が発表した決算は、米国内の新規契約者数が225万人増となるなど予想を上回り、時間外取引で大幅高となっている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は102円60銭、ウクライナ情勢の緊迫化などが重しに
ドル・円は102円64銭から102円54銭へ下落し102円60銭で引けた。米国3月のシカゴ連銀全米活動指数が予想通り2月分から低下したことやウクライナ情勢の緊迫化を受けて安全資産としての米国債買いが優勢となり、利回りの低下に伴いドルが伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.3823ドルから1.3787ドルまで下落し1.3794ドルで引けた。ウクライナ情勢の緊迫化を嫌気したユーロ売り、予想を上振れた米景気先行指数を受けたドル買いが優勢となった。ユーロ・円は、141円81銭から141円42銭へ下落した。ポンド・ドルは、1.6806ドルから1.6790ドルへ下落。ドル・スイスは、0.8824フランから0.8852フランへ上昇した。
■NY原油:続伸で104.37ドル、米景気先行指数の上振れを受けて買い優勢
NY原油は続伸(NYMEX原油5月限終値:104.37 ↑0.07)。この日発表された米国の3月景気先行指数の上振れを受けて、景気の先行き見通しの改善による需要増加期待から買いが強まり、高値104.77ドルまで上昇した。その後、調整的な売りが優勢になり、安値104.00ドルまで下落したが、米国株価指数が上昇を維持していたこともあり、引けにかけて反発に転じた。
なお、5月限は22日が最終取引日となる予定。その後6月限が取引の中心になるが、21日の動きは、高値が103.83ドル、安値が103.18ドルで、引けは103.65ドル(前営業日比0.28ドル高)であった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.09ドル -0.06ドル(-0.37%)
モルガン・スタンレー(MS) 30.98ドル +0.22ドル(+0.72%)
ゴールドマン・サックス(GS)157.80ドル +0.36ドル(+0.23%)
インテル(INTC) 26.95ドル -0.09ドル(-0.33%)
アップル(AAPL) 531.17ドル +6.23ドル(+1.19%)
グーグル(GOOG) 528.62ドル -7.48ドル(-1.40%)
フェイスブック(FB) 61.24ドル +2.30ドル(+3.90%)
キャタピラー(CAT) 102.64ドル -0.19ドル(-0.18%)
アルコア(AA) 13.49ドル -0.07ドル(-0.52%)
ウォルマート(WMT) 77.66ドル +0.44ドル(+0.57%)
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