前場に注目すべき3つのポイント〜国交省が不動産ネット取引解禁を検討と伝わる
[14/04/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
22日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:企業の15年3月期計画を見極め
■外資系証券の注文動向:差し引き210万株の買い越し
■前場の注目材料:国交省が不動産ネット取引解禁を検討との報道、ネクスト<2120>など関連銘柄に注目
■企業の15年3月期計画を見極め
☆日経225想定レンジ:上限14650円-下限14450円
22日の東京市場は、引き続き底堅い展開になりそうだ。21日の米国市場は、欧州市場がイースターマンデーの休場で閑散取引だったが、主要企業の決算が好感される格好から上昇。この流れを受けてシカゴ225先物清算値は大阪比30円高の14560円となった。日経平均は14500円辺りに位置する25日線を支持線とした底堅い展開が意識されそうである。
米国では半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズが、ゲーム機向け半導体の好調で予想を上回る決算を発表して急騰。ハイテクセクターへの追い風になりそうである。しかし、安川電<6506>が発表した15年3月期営業利益計画はコンセンサスを大きく下回っており、売りが優勢となるようだと見極めムードが強まりそうである。
本日は日本電産<6594>の決算が大引け後に発表される予定である。上昇トレンドが継続しているものの、足元では利益確定とみられる調整がみられている。好業績期待が強い一方で、15年3月期計画がコンセンサスを下回る可能性もあり、投資家心理が株価動向に表れることになろう。
決算発表が本格化する中で慎重姿勢が強まる可能性はありそうだが、来週30日には日本銀行の金融政策決定会合が開催される。追加緩和はないとしながらも、先週の安倍首相との会談でサプライズを期待する流れもありそう。会合前に円売り・株買いに動く「日銀トレード」の再開を見込む声もあり、一先ず週内に限っては下値の堅さが意識されよう。
■外資系証券の注文動向:差し引き210万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り980万株、買い1190万株、差し引き210万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
4月15日(火):110万株の売り越し
4月16日(水):220万株の売り越し
4月17日(木):630万株の買い越し
4月18日(金):50万株の売り越し
4月21日(月):140万株の売り越し
■前場の注目材料
・国交省が不動産ネット取引解禁を検討との報道、ネクスト<2120>など関連銘柄に注目
・米フェイスブックの上昇、ネットフリックスの時間外上昇でネット関連に注目
・昨年度の大手6社電子部品受注額、初の4兆円突破
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:30 閣議後、閣僚会見
<KO>