英ポンド週間見通し: GDPと中銀金融政策委員会が注目材料
[14/04/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■ポンド弱含み、ウクライナ情勢への警戒感
先週のポンド・円は、ウクライナ情勢への警戒感からリスク回避の円買い圧力が強まったことで、172円79銭から171円36銭まで下落した。欧米英によるロシアへの金融制裁により、英国からロシアオリガルヒ(新興財閥)の資産引き揚げ懸念が高まっていることで、ポンド売り圧力が強まった。取引レンジ:171円36銭-172円79銭。
■英国の国内総生産(GDP)と英中央銀行金融政策委員会に要注目
今週・来週(4月28日-5月9日週)のポンド・円は、英国1-3月期の国内総生産(GDP)とイングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会を見極める展開となる。英国1-3月期の国内総生産(GDP)は、前期比+0.9%、前年比+3.2%と予想されており、イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会では、来年の総選挙前までの利上げ時期への言及を注目することになる。ウクライナ情勢の緊迫化を受けて、英国からのロシアオリガルヒ(新興財閥)の資産引き揚げ懸念が高まりつつある。
○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・29日:1-3月期国内総生産(GDP)(予想:前期比+0.9%、前年比+3.2%)
・8日:イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会
・9日:3月商品貿易収支
・9日:3月鉱工業生産
予想レンジ: 168円00銭-173円00銭
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