米GDP失速 輸出減少などが懸念材料か
[14/05/01]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
米GDPの失速は、最後の最後で今冬の大寒波の影響が強く出た格好だが、輸出が7.6%減り(四半期として5年ぶりの大幅な落ち込み)、在庫の積み増しは昨年第2四半期以来の低水準となった。貿易と在庫でGDPの伸びを1.4%ポイント押し下げた格好。天候要因で港湾作業が滞るなどの影響が出たとの説明だが、市場はあまり気にしていないように見える新興国経済への不安も忍び寄る。足元の天候不安は去っていない。過去1週間、米国の1/3で竜巻が多発し30人が死亡、7500万人が影響を受けた。異常気象の影響は無視できないとの見方に変わる可能性がある。
また、住宅にも不安がある。住宅建設は2四半期連続マイナスとなっている。住宅販売にも天候の影響があり、住宅ローン金利の上昇が重荷となる。加えて、お買い得とされる競売物件の在庫が大幅に減少し、住宅販売に翳が差す。住宅価格の上昇は一次購入者の動きを鈍くさせているとの見方が出ている。米商務省発表の個人の住宅所有率は65%と18年ぶりの低水準(ピークはブッシュ住宅バブル期の04年の69.4%)。
<FA>
また、住宅にも不安がある。住宅建設は2四半期連続マイナスとなっている。住宅販売にも天候の影響があり、住宅ローン金利の上昇が重荷となる。加えて、お買い得とされる競売物件の在庫が大幅に減少し、住宅販売に翳が差す。住宅価格の上昇は一次購入者の動きを鈍くさせているとの見方が出ている。米商務省発表の個人の住宅所有率は65%と18年ぶりの低水準(ピークはブッシュ住宅バブル期の04年の69.4%)。
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