中小型株については需給懸念が燻る状況【クロージング】
[14/05/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
13日の日経平均は大幅反発となり、275.92円高の14425.44円(出来高概算19億9000万株)で取引を終えた。ギャップ・アップ後は狭いレンジでのこう着ではあったが、25日線が支持線として意識されていた。セクターでは不動産や証券、非鉄金属、輸送用機器、その他金融、銀行、保険、海運、鉱業などが強い値動きだった。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が7割りを占めていた。
もっともマザーズ指数の上昇率は日経平均の上昇率を下回っているほか、ジャスダック平均についてはマイナスだった。米モメンタム株の上昇によるインパクトが期待されていたが、エナリス<6079>の公募増資発表に伴う需給悪化懸念が重しになったようだ。
日経平均はリバウンド機運が高まりやすいが、中小型株については引き続き需給懸念が燻る状況である。また、決算を手掛かりにした物色が活発だが、短期資金が集中することで、その後の回転が利きづらい面も意識されてきている。ザラバ決算についても明暗がはっきり分かれる状況であり、なかなかリスク・オンに向かいづらいところか。
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