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14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・後場は材料系の決算発表銘柄に短期資金が集中か
・ドル・円は102円17銭付近、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開
・王子HD<3861>、大塚HD<4578>などが後場決算を発表予定

■後場は材料系の決算発表銘柄に短期資金が集中か

日経平均は反落。49.72円安の14375.72円（出来高概算9億2000万株）で前場の取引を終えた。13日の米国市場はまちまちだったほか、モメンタム株の上昇が続かなかったことが利益確定の流れにつながっているようである。円安の一服もあり、前日の大幅高に対する戻り売りが先行する格好となった。

とはいえ、想定内の一服であり、一方で25日線処での底堅さが意識されている。また、売りが先行した中小型株についても売り一巡後に切り返す動きがみられており、ジャスダック平均、マザーズ指数ともにプラスで前場の取引を終えている。セクターでは不動産、パルプ紙、海運、証券、その他金融、ゴム製品、機械などが堅調。半面、鉱業、銀行、電力ガス、石油石炭、精密機器などが冴えない。

日経平均はソフトバンク<9984>、ファナック<6954>などの弱い値動きが重しとなっているが、25日線レベルでの底堅さが意識される。上値追いは慎重と考えられるが、売り込まれている銘柄などへは買い戻しを誘いやすい。中小型株については資金回転が速く、方向感は掴みづらいものの、売りは避けたいところであろう。

また、決算を手掛かりにした物色のほか、材料系の銘柄も動意をみせている。比較的流動性の大きい材料系の銘柄などに値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。後場決算発表を予定している材料系では、バンドー化、丸山製<6316>、中国工<5974>、安藤ハザマ<1719>、五洋建<1893>、神東塗<4615>、日本ヒューム<5262>、藤倉ゴ<5121>、駒井ハルテク<5915>などが注目されよう。

■ドル・円は102円17銭付近、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開

ドル・円は102円17銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移していること、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3700ドルから1.3708ドルで推移。6月の欧州中央銀行定例理事会での追加緩和観測、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、139円94銭から140円13銭で推移。

12時14分時点のドル・円は102円17銭、ユーロ・円は140円12銭、ポンド・円は172円10銭、豪ドル・円は95円99銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は小幅安水準で小動き、前日大幅上昇の反動がひとまず先行
・マザーズ指数は切り返す展開、主力株の膠着なら見直し継続の可能性
・王子HD<3861>、大塚HD<4578>などが後場決算を発表予定

☆後場の決算発表予定☆

■13時00分

<1737>三井エンジ
<1984>三信建
<3861>王子HD
<4578>大塚HD
<4966>上村工業
<5189>桜ゴム
<5195>バンドー
<5974>中国工
<6316>丸山製
<6392>ヤマダ
<6800>ヨコオ
<7245>大同メタ
<7604>梅の花
<9074>日石輸
<9908>日電計

■14時00分

<1719>安藤ハザマ
<1893>五洋建
<2002>日清粉G
<2264>森永乳
<2674>ハードオフ
<2804>ブルドック
<3023>ラサ商事
<3316>東日システム
<3864>三菱紙
<3877>中越パル
<4462>石原ケミカル
<4615>神東塗
<5121>藤倉ゴム
<5192>三星ベ
<5262>日ヒューム
<5288>Jパイル
<5355>ルツボ
<5915>駒井ハルテク
<5940>不二サッシ
<6013>タクマ
<6121>滝澤鉄
<6144>西電機
<6203>豊和工
<6247>日阪製
<6300>アピクヤマダ
<6357>三精テクノロジ
<6406>フジテック
<6859>エスペック
<6982>リード
<6998>日タングス
<7506>ハウスローゼ
<7550>ゼンショーHD
<8046>丸藤パ
<8074>ユアサ商
<8086>ニプロ
<8120>大木
<8309>三住トラスト
<8542>トマト銀
<8593>三菱Uリース
<9171>栗林船
<9365>トレーディア
<9380>東海運
<9605>東映
<9633>テアトル
<9701>東会舘

※上記スケジュールは予定になっておりますので、発表日時が変更になる場合がございます。

☆後場の注目スケジュール☆

＜国内＞

15：00　4月工作機械受注速報（3月：前年比+41.8％）



＜KO＞