日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は228円安、メガバンクの下げがきつい
[14/05/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は200円超の下落で14100円割れ、メガバンクの下げがきつい】
9時41分現在の日経平均株価は、14069.92円(前日比-228.29円)で推移。日経平均は連日のギャップ・ダウンからのスタートとなり、14100円を割り込んで始まった。15日の米国市場では、著名ヘッジファンドマネージャーが株式相場にやや慎重な見方を示したほか、5月住宅市場指数が市場予想に反して悪化したことを受け、利益確定の流れが強まった。シカゴ先物は14110円だったが、これを下回ってのスタート。
セクターでは東証33業種すべてが下げており、非鉄金属、その他金融、証券、不動産、保険、パルプ・紙、石油・石炭、輸送用機器、医薬品、銀行などの弱さが目立つ。売買代金上位は軒並み下落しており、ソフトバンク<9984>、トヨタ自<7203>、アイフル<8515>、ソニー<6758>、キヤノン<7751>、JT<2914>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>のほか、メガバンクの下げがきつい。一方、材料系ではロジコム<8938>、アクモス<6888>、図研エルミック<4770>、サニックス<4651>などが堅調。
【ドル・円は101円55銭付近、株安は想定の範囲内で材料視されず】
ドル・円は101円55銭付近で推移。日経平均株価は200円超の下落になっているが、この程度の株安は想定の範囲内であり、リスク回避的な円買いを促す要因にはならないとの見方が多い。101円台前半には短期筋などのドル買い興味が残されており、市場参加者の間ではアジア市場でドル・円が101円を下回る可能性は低いとの見方が大半を占めている。
■今後のポイント
・日経平均株価の下げは想定の範囲内で材料視されず
・101円30銭付近に短期筋などのドル買い興味残る
9時41分時点のドル・円は101円55銭、ユーロ・円は139円26銭、ポンド・円は170円47銭、豪ドル・円は95円02銭付近で推移している。
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