日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は43円安、14000円割れの局面では押し目買いの動き
[14/05/21]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
【日経平均は43円安、14000円割れの局面では押し目買いの動き】
9時40分現在の日経平均株価は、14031.67円(前日比-43.58円)で推移。日経平均は反落で始まり、14000円を下回った。20日の米国市場では小売企業の決算が嫌気されたほか、モメンタム株が再び売られるなか、ダウ、ナスダックともに下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の13980円となり、これにサヤ寄せする格好でのギャップ・ダウンに。セクターでは鉱業、石油・石炭が堅調な他は総じて軟調であり、パルプ・紙、その他金融、不動産、非鉄金属、機械、精密機器、海運、電気機器、輸送用機器、鉄鋼などが冴えない。
売買代金上位は軒並み下げており、ソフトバンク<9984>、三井住友<8316>、ミクシィ<2121>、オリックス<8591>、キヤノン<7751>、コマツ<6301>、三井物産<8031>、ファーストリテ<9983>が弱い。半面、日本通信<9424>、KDDI<9433>、ホンダ<7267>、大平金<5541>、JT<2914>が堅調。
なお、売り一巡後の日経平均は下げ幅を縮小し14000円台を回復。一部では国内機関投資家の買いとの観測だが、14000円割れの局面では押し目を狙う動きが優勢になっているもよう。
【ドル・円は101円30銭付近、日本の貿易赤字幅は市場予想を上振れ】
ドル・円は101円30銭付近で推移。日経平均株価の反落は想定の範囲内だが、日銀金融政策決定会合の結果判明を控えていることから、リスク選好的な円売りが増える状況ではないとみられている。今日発表された日本の4月貿易収支は-8089億円となり、赤字幅は市場予想(-6463億円)を上回った。円売り材料になる可能性があるが、株安が意識されており、ドルは伸び悩んでいる。
9時40分時点のドル・円は101円30銭、ユーロ・円は138円84銭、ポンド・円は170円56銭、豪ドル・円は93円40銭付近で推移している。
<KO>