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後場に注目すべき3つのポイント〜日銀は現状維持を決定、黒田総裁の会見待ちに

注目トピックス 市況・概況

21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・ショートカバーが入りやすそうだが
・ドル・円は101円19銭付近、黒田日銀総裁の会見待ちに
・ミクシィ<2121>の上げ幅拡大など、中小型株には見直しの動き

■ショートカバーが入りやすそうだが

日経平均は小反落。40.33円安の14034.92円(出来高概算8億2000万株)で前場の取引を終えた。米国市場でのモメンタム株安の流れを受けて売りが先行し、日経平均は寄り付き段階で14000円の節目を下回った。しかし、寄り付きの13969.71円が安値となり、その後は下げ幅を縮める格好から14000円を挟んでの攻防に。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めているほか、規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに下落。セクターでは、鉱業、石油石炭、空運、陸運、電力ガス、建設、ゴム製品、情報通信などが堅調。一方で、不動産、パルプ紙、非鉄金属、その他金融、輸送用機器、機械、鉄鋼などが冴えない。

日銀の金融政策決定会合の結果待ちのなか、想定内のこう着といったところであろう。また、全体としては弱い値動きではあるが、個人投資家主体の資金が集中しているとみられるミクシィ<2121>が一時ストップ高をつけているほか、ソフトバンク<9984>がプラスに転じるなど、意外とムードは悪くないように感じられる。

なお、日銀は金融政策の現状維持を決定した。先物市場、為替市場ともに反応薄であり、市場の関心は取引終了後の黒田総裁の会見といったところだろう。現状維持は想定内ではあるが、仕掛け的な動きも短期的には出やすいとみられる。もっとも、不動産やその他金融などの弱い動きをみる限りでは、ショートカバーが入りやすそうだが。

■ドル・円は101円19銭付近、黒田日銀総裁の会見待ちに

ドル・円は101円19銭付近で推移。ドル・円は、日本銀行金融政策決定会合での金融政策据え置きを受けて、黒田日銀総裁の会見待ちで動意に乏しい展開。ユーロ・ドルは、1.3698ドルから1.3708ドルで推移。6月の欧州中央銀行定例理事会での追加緩和観測、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、138円63銭から138円90銭で推移。

12時11分時点のドル・円は101円19銭、ユーロ・円は138円67銭、ポンド・円は170円43銭、豪ドル・円は93円43銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日銀は金融政策決定会合で「金融政策の現状維持」を決定
・日経平均は下げ渋る、14000円割れ水準では押し目買いの動きが優勢
・ミクシィ<2121>の上げ幅拡大など、中小型株には見直しの動き

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 4月全国スーパー売上高
15:30 黒日銀総裁、記者会見



<KO>

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