NY株式:ダウは10ドル高、小売企業に好決算が相次ぐ
[14/05/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は10.02ドル高の16543.08、ナスダックは22.80ポイント高の4154.34で取引を終了した。週間新規失業保険申請数が予想以上に増加したことで売りが先行したものの、予想を上回る小売企業決算が相次いだことで上昇に転じた。5月製造業PMI指数が上振れしたことも好感され、堅調推移となった。セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーや公益事業が上昇する一方、食品・飲料・タバコや不動産が下落した。
ディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)が予想を上回る決算を発表して上昇。家電小売のベストバイ(BBY)やキッチン用品小売のウィリアムズ・ソノマ(WSM)も好決算を発表して堅調推移となった。中国のオンライン小売関連のJDドット・コム(JD)が新規株式上場し、公募価格を大きく上回り初日の取引を終えた。一方で、PCメーカーのヒューレット・パッカード(HPQ)は、手違いにより決算情報が予定よりも早くウェブサイトに掲載され、売上高がアナリスト予想を下回っていたことから軟調推移となった。
22日に発表された4月中古住宅販売件数も予想を下回るなど、低調な住宅関連指標が目立っており、住宅金融の仕組みや人口の年齢構成など構造的な問題が指摘されている。
(Horiko Capital Management LLC)
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