後場に注目すべき3つのポイント〜売り込まれた中小型株などにリバウンドの動き
[14/05/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
23日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・来週以降への期待につながる上昇へ
・ドル・円は101円79銭付近、東京株式市場の強含みで堅調推移
・菊池製作所<3444>やサイバーダイン<7779>など介護ロボット関連に資金
■来週以降への期待につながる上昇へ
日経平均は続伸。135.40円高の14473.19円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えた。22日の米国市場の上昇や為替が若干円安に振れて推移するなか、買い先行で始まった。その後、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>が下げに転じるものの、不動産、銀行、証券など金融関連セクターを中心に強い動きをみせており、日経平均はじりじりと上げ幅を広げている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の7割を占めている。また、中小型株への物色も活発であり、マザーズ指数の上昇率は3%を超えている。指数インパクトの大きいところでは。ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、KDDI<9433>などが堅調。一方、弱いところではソフトバンク<9984>、花王<4452>、ヤマトHD<9064>、ソニー<6758>などとなっている。
225先物は前場半ばに14500円を付けた後は高値圏でのこう着をみせている。一先ず心理的な達成感も意識されやすいとみられるが、押し目買い意欲は強そうだ。また、大統領選を控えているウクライナ情勢などから上値追いは慎重になりやすい半面、週明け以降のアク抜け期待や、外部リスクを避けての内需系には向かいやすい面もある。また、6月には政府の成長戦略が控えているほか、GPIFへの思惑も徐々に押し目買いにつながりそうである。
商いはそれ程膨れず自律反発の域ではあるが、政策期待からの金融関連セクターや、売り込まれている中小型株などへの物色が強まろう。また、週間ベースの一目均衡表では雲上限が14440円辺りに位置しており、終値でこれを上回ってくるかが注目される。14500円近辺には転換線のほか13週線が位置しており、来週以降への期待につなげる格好で引けてくるかが注目される。
■ドル・円は101円79銭付近、東京株式市場の強含みで堅調推移
ドル・円は101円79銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が強含みに推移していることで堅調推移。ユーロ・ドルは、1.3641ドルから1.3655ドルで推移。6月の欧州中央銀行定例理事会での追加緩和観測、ウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、138円93銭から139円01銭で推移。
12時15分時点のドル・円は101円79銭、ユーロ・円は138円94銭、ポンド・円は171円72銭、豪ドル・円は94円09銭付近で推移している。
■後場のチェック銘柄
・日経平均は底入れ期待や日本株への資金流入期待で強含みの展開
・菊池製作所<3444>やサイバーダイン<7779>など介護ロボット関連に資金
・積極的に上値は追いづらいが、中小型株中心に売り込まれた銘柄のリバウンドは継続か
☆後場の注目スケジュール☆
<海外>
15:00 独・1-3月期国内総生産改定値(前年比予想:+2.3%)
<KO>