前場に注目すべき3つのポイント〜米モメンタム株の上昇で中小型株への見直しが継続か
[14/05/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
26日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:トレンド転換をみせてくるか
■外資系証券の注文動向:差し引き860万株の買い越し
■前場の注目材料:トヨタ自<7203>、日米で水素インフラを整備へ
■トレンド転換をみせてくるか
☆日経225想定レンジ:上限14640円-下限14480円
26日の東京市場は堅調な展開が期待される。23日の米国市場では、4月の新築住宅販売件数が予想を上回ったことが好感され上昇。モメンタム株を買い戻す流れも続いており、安心感につながりそうだ。また、シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の14560円となり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好からのスタートになろう。
テクニカル面では先週の上昇によって一目均衡表の雲下限を捉えてきており、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、雲上限突破が意識されそうである。もっとも、26日の米株式・債券市場は「メモリアルデー」の祝日、英国は「バンクホリデー」による休場のため海外勢の資金流入が限られそう。また、ウクライナ大統領選については、情勢が深刻化する可能性がある反面、アク抜けの流れに向かうかが注目される。そのため、買い一巡後は強弱感が対立しやすい面もある。
一方で、GPIF・ゆうちょ・かんぽ などの公的資金流入への思惑が高まりやすい。先週の流れを引き継ぐスタートとなることで、翌週以降に発表が控えている6月の成長戦略への期待感なども物色材料として、相場の押し上げ要因になる可能性があろう。先物主導による指数インパクトの大きい値がさ株のほか、米モメンタム株上昇の流れから、新興市場の中小型株などにも見直す動きが継続しそうだ。
■外資系証券の注文動向:差し引き860万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り900万株、買い1760万株、差し引き860万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
5月19日(月):780万株の売り越し
5月20日(火):1110万株の売り越し
5月21日(水):170万株の買い越し
5月22日(木):490万株の売り越し
5月23日(金):710万株の売り越し
■前場の注目材料
・米モメンタム株の上昇で中小型株への見直しが継続か
・トヨタ自<7203>、日米で水素インフラを整備へ
・NEC<6701>、ビッグデータを活用したエネルギー管理システムを開発との報道
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:50 日銀金融政策決定会合、議事要旨(4月30日開催分)
<KO>