27日の米国市場ダイジェスト:ダウは69ドル高、耐久財受注を好感しS&P500は最高値更新
[14/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは69ドル高、耐久財受注を好感しS&P500は最高値更新
NYダウ ナスダック
終値 :16675.50 終値 :4237.07
前日比:+69.23 前日比:+51.26
始値 :16607.42 始値 :4206.44
高値 :16688.69 高値 :4237.07
安値 :16607.42 安値 :4204.72
27日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は69.23ドル高の16675.50、ナスダックは51.26ポイント高の4237.07で取引を終了した。朝方発表された4月耐久財受注が予想外の増加となったほか、3月FHFA住宅価格指数も予想を上回る上昇となったことが好感され買いが先行。小型株やハイテク株を買い戻す動きも継続し終日堅調推移となった。S&P500指数は過去最高値を更新。セクター別では、半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方、家庭用品・パーソナル用品や電気通信サービスが下落した。
食品のヒルシャー・ブランズ(HSH)は、同業のピルグリムズ・プライド(PPC)による買収提案を受け急騰。エネルギーのファーストエナジー(FE)やエクセロン(EXC)はアナリストが電力需要に強気の見方を示し上昇。来週に開発者向けイベントを予定している携帯端末メーカーのアップル(AAPL)も堅調推移となった。一方で、金価格の下落を受けてニューモント・マイニング(NEM)が軟調推移となった。
投資家の不安心理を示すと言われるS&P500変動率指数(VIX)が低下傾向にあり、金融危機以降で最も低い水準となっている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は101円98銭、米経済指標の予想上振れでドル買い優勢
ドル・円は101円89銭から102円14銭まで上昇し101円98銭で引けた。予想を上振れた米国の経済指標を好感したドル買い、株高に連れた円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.3642ドルから1.3612ドルへ下落し1.3635ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)による追加利下げ観測に伴うユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、株高に連れ138円92銭から139円13銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.6825ドルから1.6783ドルへ下落。ドル・スイスは、0.8958フランから0.8982フランへ上昇した。
■NY原油:反落、連休明けの持ち高調整で売り優勢
NY原油は反落(NYMEX原油7月限終値:104.11 ↓0.24)。104.37ドルから一時103.57ドルまで下落した。この日発表された米国の4月耐久財受注が予想外に上昇したことで、需要の先行き期待感から買いが強まった流れで高値(104.37ドル)をつけた。
一方、ウクライナ大統領選挙(25日)が大きな波乱なく終わったことや、米メモリアルデー休日明けでガソリン相場が下落する状況に、その後、持ち高調整の売りがいったん優勢になり、安値(103.57ドル)をつけたとみられる。
それ以降は、ウクライナ東部で戦闘が続いていることや、リビアでは反政府勢力が新政権の承認を拒み、新たな攻勢に出て原油生産を低下させているといわれており、供給に絡む懸念が相場の下支えとなったもよう。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.22ドル +0.50ドル(+3.40%)
モルガン・スタンレー(MS) 31.12ドル +0.63ドル(+2.07%)
ゴールドマン・サックス(GS)161.77ドル +1.61ドル(+1.01%)
インテル(INTC) 26.71ドル +0.42ドル(+1.60%)
アップル(AAPL) 625.63ドル +11.50ドル(+1.87%)
グーグル(GOOG) 565.95ドル +13.25ドル(+2.40%)
フェイスブック(FB) 63.48ドル +2.13ドル(+3.47%)
キャタピラー(CAT) 103.68ドル -0.35ドル(-0.34%)
アルコア(AA) 13.48ドル -0.04ドル(-0.30%)
ウォルマート(WMT) 75.59ドル -0.02ドル(-0.03%)
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