日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は3円安、ファイナンス発表で三井不が急落
[14/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は3円安、ファイナンス発表で三井不が急落】
9時43分現在の日経平均株価は、14632.80円(前日比-3.72円)で推移。日経平均は小幅に上昇して始まったが、その後は下げに転じてきている。祝日明けの米国市場の上昇や円相場が1ドル102円台をつけるなか、買い安心感につながったようだ。一方、225先物は14650円からのスタートとなり、シカゴ先物清算値(14680円)を下回っている。
セクターでは鉱業、金属製品、その他金融、機械、保険、鉄鋼、空運、水産・農林などが上昇。一方で、不動産が下落率トップ。三井不<8801>は開発投資へ32年ぶりに資本の増強を決め、公募増資などで最大3245億円を調達すると発表しており、希薄化などが嫌気され売り気配からのスタート。そのほか、非鉄金属、陸運、精密などが小安く始まっている。
売買代金上位では、三井不<8801>が6%超の下落。三菱地所<8802>、住友不<8830>、ソニー<6758>、ホンダ<7267>、JR東<9020>などが冴えない。一方で、マイクロニクス<6871>、ミクシィ<2121>、三井住友<8316>、ソフトバンク<9984>、トヨタ自<7203>、大成建<1801>などが堅調。
【ドル・円は101円92銭付近、株高継続期待で下げ渋る】
ドル・円は101円92銭付近で推移。ドル・円は27日のNY外為市場の終値近辺で推移しており、小動きが続いている。日経平均はマイナス圏に転じているが、株高継続への期待は残されており、ドル・円は101円90銭付近で下げ渋る可能性が高いとの声が聞かれている。具体的なドル売り材料は少ないことも意識されているようだ。
■今後のポイント
・101円90銭以下で短期筋などのドル買い興味残る
9時43分時点のドル・円は101円92銭、ユーロ・円は138円92銭、ポンド・円は171円36銭、豪ドル・円は94円34銭付近で推移している。
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