自律反発の域を脱する可能性も【クロージング】
[14/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
28日の日経平均は5営業日続伸となり、34.43円高の14670.95円(出来高概算19億8000万株)で取引を終えた。過熱感も意識されているほか、円相場が1ドル102円手前で小康状態のなか、強弱感が対立している。ただし、後場半ばには14700円を回復する局面をみせるなど、政策期待なども強まってきている。
大型増資を発表した三井不<8801>については、大引けにかけては下げ幅を縮めてきており、希薄化による需給懸念から、成長投資に目を向ける向きもあったとみられ、市場のムードを明るくさせている面もあろう。そのほか、ソフトバンク<9984>、ミクシィ<2121>辺りがプラス圏で推移していることも、個人の良好な需給状況を映しているようだった。
日経平均は上値の重さは意識されたとはいえ、短期的な過熱感が意識されているところ。一方で、一目均衡表の雲上限が支持線として機能しており、これが先高感につながっている。物色についてはこれまで大きく売り込まれていた銘柄への見直しに広がりが見られてきている。短期売買中心で自律反発の域ではあろうが、明日発表の投資主体で海外勢が買い越しともなれば、自律反発の域を脱する可能性が出てきそうだ。
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