NY金:続落で1259.7ドル、ユーロ安・ドル高傾向を受けて売り優勢
[14/05/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
NY金は続落(COMEX金8月限終値:1259.7 ↓6.0)。1267.5ドルから一時1256.1ドルまで下落した。基本的に、ウクライナ大統領選挙後の情勢改善への期待や米国経済の先行き改善期待から、前日に売られた流れが継続し、それに28日のユーロ安・ドル高傾向による下押し圧力が加わったとみられる。
ウクライナ情勢に関しては、東部での戦闘が続くなか、ロシアとドイツの外相協議が開かれた。一方、米国の主要経済指標の発表はなかったが、メルシュ欧州中央銀行(ECB)理事が、「ECBには行動する余地があり、様々な措置を組み合わせることが可能」と述べており、6月のECBの広範な追加緩和観測が改めて強まった。なお、6月限は、高値が1267.3ドル、安値が1255.8ドルで、引けは1259.3ドルであった(前日比6.2ドル安)。
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