NY原油:反発で103.58ドル、米在庫統計受けて買いが強まる
[14/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
NY原油は反発(NYMEX原油7月限終値:103.58 ↑0.86)。102.87ドルから一時103.94ドルまで上昇した。この日発表された米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫は増加だったが、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫が減少幅を拡大し、ガソリン在庫も予想に反して大きく減少したことを受けて、買いが急速に強まった。
29日発表の米国の経済指標は、1-3月期GDP改定値が予想以上のマイナス成長に下方修正、週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少、4月中古住宅販売成約指数が下振れし、原油先物相場の上昇を抑制気味にした感じがある。一方、米国株価指数が小幅ながらも上昇し、ユーロは対ドルで底堅い展開となり、相場の下支えになったとみられる。
【米週次原油在庫統計(5/23時点)】
原油在庫原油在庫:+165.7万バレル(予想+50万バレル、前回-722.6万バレル)
ガソリン在庫 :-152.5万バレル(予想-20万バレル、前回+97万バレル)
留出油在庫 :-19.6万バレル(予想+25万バレル、前回+339.9万バレル)
製油所稼働率 :89.9%(予想89.2%、前回88.7%)
<KO>