今日の為替市場ポイント:米長期金利の下げ止まりでリスク選好的な円売りが優勢に
[14/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日29日のドル・円相場は、東京市場では101円87銭から101円53銭で軟調推移。欧米市場では一時101円43銭まで下げた後に101円79銭まで反発し、101円79銭で取引を終えた。
本日30日のドル・円は、主に101円台後半で推移か。米長期金利の低下は一服しつつあることや日経平均株価の続伸が期待されていることから、リスク選好的な円売りが優勢となりそうだ。
29日発表の米1-3月期国内総生産(GDP)改定値は前期比年率で-1.0%に下方修正された。小売りや製造業などの在庫投資が大幅に減少していたことが影響したようだ。ただ、個人消費、設備投資、住宅投資は上方修正されていた。
1-3月期GDP改定値は市場予想を下回ったが、内容的には特に悪くないとの見方が浮上した。また、同日発表された米新規失業保険申請件数は30万人で市場予想の31.8万人を下回った。
米労働市場の改善が続いているとの見方が広がったことは、米国債利回りの低下を阻む一因となった。市場参加者の間では6月6日に発表される5月の米雇用統計はやや強い内容になるとの思惑が浮上している。
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