ミクシィとソフトバンクをベンチマークに短期売買は活発【クロージング】
[14/05/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
30日の日経平均は7営業日ぶりに反落となり、49.34円安の14632.38円(出来高概算27億7000万株)で取引を終えている。米国株高の流れを引き継いで買いが先行したが、寄り付き直後に付けた14741.10円を高値に、その後は利食いの流れに。もっとも、足元のリバウンドによって短期的に過熱感が警戒されていたほか、週末要因から一先ず利益を確定させる動きもあっただろう。また、MSCIのリバランスに絡んだ需給要因による影響も大きかったとみられ、それを踏まえれば依然として底堅い相場展開だっただろう。マザーズ指数については9営業日続伸であり、個人のセンチメントは改善している。
来週は週末に5月の米雇用統計の発表が予定されている。米国の動向を睨みながらとなり、日経平均については引き続き戻り高値水準でのこう着となる可能性はありそう。しかし、名実ともに6月相場入りとなるなか、成長戦略への思惑から売り込む流れにはなり難く、出遅れ銘柄への見直しが進むことによって、日経平均はじり高基調になりやすいとみておきたい。信用規制にも負けないミクシィ<2121>と、ようやく25日線をクリアしてきたソフトバンク<9984>をベンチマークとして、個人主体の売買も活発化しそうだ。
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