30日の米国市場ダイジェスト:ダウは18ドル高、ダウとS&P500は過去最高値を更新
[14/05/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは18ドル高、ダウとS&P500は過去最高値を更新
NYダウ ナスダック
終値 :16717.17 終値 :4242.62
前日比:+18.43 前日比:-5.33
始値 :16697.33 始値 :4251.49
高値 :16721.22 高値 :4252.08
安値 :16648.85 安値 :4221.95
30日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は18.43ドル高の16717.17、ナスダックは5.33ポイント安の4242.62で取引を終了した。5月シカゴ購買部協会景気指数が予想を上回る一方、4月個人支出や5月ミシガン大学消費者信頼感指数が下振れしたことが株価の上値を抑える要因となった。出来高も少なく小幅な値動きとなったものの、大型株で構成されるS&P500指数とダウ平均株価は終値ベースで過去最高値を更新した。セクター別では、食品・生活必需品小売や家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方、テクノロジー・ハード・機器やエネルギーが下落した。
タバコのロリラード(LO)は、レイノルズ(RAI)による買収が近く正式発表されるとの思惑から上昇。医薬品のアラガン(AGN)は、バリアント(VRX)が買収提示額を引き上げたことで堅調推移となった。一方で、アパレル小売のエキスプレス(EXPR)は、通年の業績見通しを引き下げ下落。携帯端末メーカーのアップル(AAPL)はゴールドマン・サックスの目標株価引上げで上昇する場面もあったが、来週の世界開発者会議(WWDC)を前に利益を確定する動きが広がり小幅下落となった。
月間騰落率では、S&P500指数とダウ平均株価が4ヶ月連続の上昇となった。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は101円77銭、5月シカゴ購買部協会景気指数の上振れで下げ渋る
ドル・円は101円61銭から101円85銭まで上昇し101円77銭で引けた。米国の4月個人消費支出(PCE)が予想外のマイナスに悪化したためドル売りが優勢となったのち、5月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が低下予想に反し昨年10月以来で最高に改善したことを受けた米債券利回りの上昇に伴うドル買いが再燃。
ユーロ・ドルは、1.3606ドルから1.3650ドルへ上昇し1.3633ドルで引けた。週末のショートカバーが優勢となった。ユーロ・円は、138円29銭から138円88銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.6736ドルから1.6778ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.8971フランから0.8934フランへ下落した。
■NY原油:反落で102.71ドル、月末の調整や米消費指標悪化で売り先行
NY原油は反落(NYMEX原油7月限終値:102.71 ↓0.87)。103.05ドルから一時102.40ドルまで下落した。前日米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)の発表を受けて急上昇した後で、月末ということもあり、利食いや持ち高調整の売りが先行した。
さらに、この日発表された米国の経済指標で、4月個人消費支出が予想外の減少だったことが需要の先行き懸念につながり、売りが強まった。また、5月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値が、予想に沿わず小幅な上方修正にとどまったことや、米株が下げていたことも、売りの材料になったとみられる。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.14ドル -0.01ドル(-0.07%)
モルガン・スタンレー(MS) 30.86ドル -0.27ドル(-0.87%)
ゴールドマン・サックス(GS)159.81ドル -0.93ドル(-0.58%)
インテル(INTC) 27.32ドル +0.36ドル(+1.34%)
アップル(AAPL) 633.00ドル -2.38ドル(-0.37%)
グーグル(GOOG) 559.89ドル -0.19ドル(-0.03%)
フェイスブック(FB) 63.30ドル -0.53ドル(-0.83%)
キャタピラー(CAT) 102.23ドル -1.37ドル(-1.32%)
アルコア(AA) 13.61ドル +0.03ドル(+0.22%)
ウォルマート(WMT) 76.77ドル +0.79ドル(+1.04%)
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