豪ドル週間見通し:貿易黒字継続の予想は好材料、売りは抑制される可能性
[14/05/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
先週の豪ドル・円は堅調推移。欧米諸国の長期金利が低下したことや主要国の株式相場が下げ渋ったことを意識してリスク選好的な豪ドル買いが観測された。ウクライナ情勢の過度の悪化に対する警戒感は後退しており、短期筋などは豪ドル買いを再開した。取引レンジ:93円70銭-94円80銭。
今週の豪ドル・円は、横ばいか。3日発表の豪準備銀行(中央銀行)の政策金利は2.50%で据え置きとなることが確実視されている。来年にかけて豪経済成長率はやや鈍化する公算だが、貿易黒字継続の予想は好材料。経済成長率の鈍化見通しを嫌気した豪ドル売りは抑制される可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
6月3日:4月小売売上高(前月比予想:+0.3%、3月:+0.1%)
6月3日:1-3月期経常収支(予想:-70億豪ドル、10-12月期:-101億豪ドル)
6月3日:豪準備銀行が政策金利発表(2.50%で現状維持の予想)
6月4日:1-3月期国内総生産(前年比予想:+3.2%、10-12月期:前年比+2.8%)
6月5日:4月貿易収支(予想:+5.1億豪ドル、3月:+7.31億豪ドル)
予想レンジ:93円00銭-96円00銭
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