日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は15000円台を回復、GPIF絡みの報道も安心感に
[14/06/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は15000円台を回復、GPIF絡みの報道も安心感に】
9時34分現在の日経平均株価は、15048.28円(前日比+112.36円)で推移。日経平均は大幅に続伸して始まり、4月4日以来の15000円台を回復して始まっている。2日の米国市場では、ISM製造業景況指数の2度の修正に振らされた感はあるが、NYダウ、S&P500指数ともに最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円高の15050円と、節目の15000円を回復しており、これにサヤ寄せする格好。
また、朝の外資系経由の売買動向が大幅に買い越しだったほか、GPIFの米沢委員長が現在12%としている日本株の基本比率は、「20%というのも高すぎるハードルではないかもしれない」と、大幅な引き上げを検討する意向を示したことも買い安心感につながったようだ。
売買代金上位では概ね上昇して始まっており、トヨタ自<7203>、ソフトバンク<9984>、三菱UFJ<8306>、日立<6501>、三井不<8801>、アイフル<8515>、ファーストリテ<9983>などが堅調。一方で規制発表を受けてミクシィ<2121>が売り先行で始まったほか、日本通信<9424>、ガンホー<3765>、ハピネット<7552>などに利益確定の流れ。セクターでは、証券、非鉄金属、金属、不動産、倉庫・運輸、電気機器、建設、パルプ・紙などが堅調。
【ドル・円は102円37銭付近、株高意識のリスク選好的な円売りは継続】
ドル・円は102円37銭付近で推移。日経平均株価が15000円台を回復しており、株式相場の大幅続伸を意識したリスク選好的な円売り・米ドル買いは継続している。短期筋や個人勢のドル買いオーダーは102円20銭以下に置かれており、アジア市場でドル・円は102円20銭付近で下げ渋るのではないか、との見方が少なくないようだ。
■今後のポイント
・日経平均株価の大幅続伸を意識したドル買いは継続
・102円20銭以下に個人勢などのドル買いオーダー
9時34分時点のドル・円は102円37銭、ユーロ・円は139円21銭、ポンド・円は171円44銭、豪ドル・円は94円62銭付近で推移している。
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