欧米為替見通し:『Dデイ』70周年記念日に向けた政治の季節
[14/06/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
本日3日の欧米市場のドル・円は、4-5日のG-7首脳会議、6日の米国5月の雇用統計、ノルマンディー上陸70周年式典を控えて動意に乏しい展開が予想される。
4-5日は、ベルギーのブリュッセルでG-7首脳会議が開催され、G-8から追放したプーチン・ロシア大統領のウクライナ対応への協議が予定されている。
5日の欧州中央銀行定例理事会では、本日発表されるユーロ圏の失業率とインフレ率を受けて、追加緩和策(政策金利の引き下げ、マイナス中銀預金金利、不胎化措置)が予想されている。
6日の米国5月雇用統計では、雇用統計調査対象週の失業保険継続受給者数の減少により、ポジティブ・サプライズに警戒することになる。
ノルマンディー上陸70周年式典では、オランド仏大統領がオバマ米大統領とプーチン・ロシア大統領と個別に会談する模様で、間接的な米露首脳会談に注目することになる。
7日に就任するポロシェンコ次期ウクライナ大統領は、1週間延長されたガスプロムに対するガス代金支払いやウクライナ東部での親露武装勢力との紛争収拾という難題に対処することになる。
【今日の欧米市場の予定】
18:00 ユーロ圏・4月失業率(予想:11.8%、3月:11.8%)
18:00 ユーロ圏・5月消費者物価指数速報(前年比予想:+0.6%、4月+0.7%)
23:00 米・4月製造業受注指数(予想:+0.5%、3月:+0.9%)
02:50 ジョージ米カンザスシティ連銀総裁講演(金融政策)
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