欧米為替見通し:米国5月の雇用情勢に要注目へ
[14/06/04]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
本日4日の欧米市場のドル・円は、4-5日のG-7首脳会議でのロシア制裁懸念、5日の米露外相会談でのウクライナ情勢への警戒感が高まる中、米国5月の雇用情勢を見極める展開が予想される。
ドル・円のテクニカル分析では、一目均衡表の雲を上抜けていることで堅調推移が予想されるものの、重要な抵抗帯(104円)を上抜けるまでは、予断を許せない状況が続く。
6日に発表される米国5月の雇用統計の予想は、失業率は6.4%で、4月の6.3%から上昇、非農業部門雇用者数は前月比+21.5万人で、4月の28.8万人から増加幅の減少が見込まれている。
非農業部門雇用者数の最低予想は、+11.0万人、最高予想は、+35.0万人となっており、5月の雇用統計の調査対象週(5月12日週)の失業保険継続受給者数が、2007年当時の260万人台まで減少していることで、ポジティブ・サプライズに警戒することになる。
本日発表される米国5月のADP雇用統計、ISM非製造業「雇用」指数で、5月の雇用情勢を見極めることになる。
【今日の欧米市場の予定】
17:00 ユーロ圏・5月サービス業PMI改定値(予想:53.5)
17:00 ユーロ圏・5月総合景気指数改定値(予想:53.9)
17:30 英・5月サービス業PMI(予想:58.2、4月:58.7)
18:00 ユーロ圏・1-3月期域内総生産改定値(前年比予想:+0.9%)
18:00 ユーロ圏・4月生産者物価指数(前年比予想:-1.2%)
20:00 米・先週分MBA住宅ローン申請件数(前回:-1.2%)
21:15 米・5月ADP雇用統計(予想:+21.0万人、4月:+22.0万人)
21:30 米・4月貿易収支(予想:-408億ドル、3月:-404億ドル)
21:30 加・4月貿易収支(予想:+1億カナダドル、3月:+0.8億カナダドル)
23:00 米・5月ISM非製造業総合景況指数(予想:55.5、4月:55.2)
23:00 カナダ中銀が政策金利発表(1.00%に据え置き予想)
03:00 米地区連銀経済報告
英中銀金融政策委員会(5日まで)
主要7カ国(G7)首脳会議(5日まで)
国際金融協会(IIF)春季会合(ロンドン、6日まで)
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