NY株式:ダウは98ドル高、ECBの追加緩和好感でダウとS&P500が最高値更新
[14/06/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
5日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は98.58ドル高の16836.11、ナスダックは44.59ポイント高の4296.23で取引を終了した。朝方はもみ合う場面もあったが、欧州中銀(ECB)理事会でマイナス金利などの追加緩和を決定したことが好感され、終日堅調推移となった。週間新規失業保険申請数も概ね予想に一致したことで、6日の雇用統計に対する警戒感も後退した。ダウ平均及びS&P500指数は最高値を更新。セクター別では、不動産や銀行が上昇する一方、ヘルスケア機器・サービスや耐久消費財・アパレルが下落した。
オンライン小売のアマゾン・ドットコム(AMAZN)は、18日に新製品発表イベントを開催することを明らかにして上昇。鉱業機械のジョイ・グローバル(JOY)は予想を上回る決算を発表して上昇。ネットワーク関連のシエナ(CIEN)も予想を上回る決算と強気の業績見通しを示し堅調推移となった。一方で、携帯通信のスプリント(S)は、同業TモバイルUS(TMUS)の買収で合意間近との報道で下落した。
6日の雇用統計に対するエコノミスト予想では、失業率は6.4%へと上昇、非農業部門雇用者数も前月の水準を下回る21万5千人増にとどまると予想されている。
(Horiko Capital Management LLC)
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