欧米為替見通し:米国5月雇用統計は予想外のサプライズに警戒
[14/06/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
本日6日の欧米市場のドル・円は、米国5月の雇用統計での予想外のサプライズに警戒する展開となる。
米国5月の雇用統計の予想は、失業率が6.4%で、4月の6.3%から上昇、非農業部門雇用者数は前月比+21.5万人(最低:+11万人-最高:+35万人)で、4月の+28.8万人からの増加幅の減少が見込まれている。
予想通りならば、米国の雇用情勢が着実に回復していることで、6月17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)では、100億ドルのテーパリング(量的緩和縮小)の継続が予想される。
米国5月の雇用関連指標は、まちまちの結果となっているものの、5月の雇用統計の調査対象週(12日週)の失業保険継続受給者数が、前週同様に、2007年当時の260万人台まで減少していることで、ポジティブ・サプライズに警戒する展開となる。
【5月の米国雇用関連指標】(4月)(○改善、●悪化)
○消費者信頼感指数(雇用):32.3%(32.8%)
○ISM製造業雇用指数:52.4(51.3)
○NY連銀製造業雇用指数:20.88(8.16)
○フィラデルフィア連銀雇用指数:7.8( 6.9)
○失業保険継続受給者数:263.1(267.4)
●シカゴ購買部協会雇用指数:54.6(57.8)
●新規失業保険申請件数:32.7(30.5)
●ADP雇用統計:+17.9万人(+21.5万人)
●ISM非製造業雇用指数:52.8(54.7)
●チャレンジャー人員削減数:52,961人(40,298人)
【今日の欧米市場の予定】
17:30 英・4月商品貿易収支(予想:-86.5億ポンド、3月:-84.78億ポンド)
21:30 加・5月失業率(予想:6.9%、4月:6.9%)
21:30 米・5月非農業部門雇用者数(予想:+21.5万人、4月:+28.8万人)
21:30 米・5月失業率(予想:6.4%、4月:6.3%)
21:30 米・5月労働参加率(4月:62.8%)
23:00 メキシコ中央銀行が政策金利発表(3.50%で現状維持の予想)
04:00 米・4月消費者信用残高(予想:150億ドル、3月:175.29億ドル)
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