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　12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、102円14銭まで上昇後、101円64銭まで反落し101円70銭で引けた。米国の5月小売売上高と輸入物価指数が予想を下振れ、週次の新規失業保険申請件数は予想外に前回分から増加、また、イラク情勢の緊迫化やウクライナも「ロシア戦車３両が国境を越えてウクライナ東部に侵入」と発表するなど地政学的リスクの上昇を受けた米国債券買いが加速、利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.3523ドルから1.3572ドルまで上昇し1.3565ドルで引けた。ユーロ・円は138円18銭から137円81銭へ下落。地政学的リスクの上昇にリスク回避の円買いが加速。

ポンド・ドルは、1.6860ドルへ上昇後、1.6802ドルへ反落。オズボーン英財務相が住宅ローンに関する新たな権限をイングランド銀行（中央銀行）に付与する方針を示したことを受けてポンド売りが一時強まった。ドル・スイスは、0.9003フランから0.8971フランへ下落した。


[経済指標]・米・5月小売売上高：前月比+0.3％（前月比予想：+0.6％、4月：+0.5％）
・米・5月小売売上高（除自動車）：前月比+0.1％（前月比予想：+0.4％、4月： +0.4％←+0.0％）
・米・先週分新規失業保険申請件数：31.7万件（予想：31万件、前回：31.3万件）
・米・失業保険継続受給者数：261.4万人（予想260.5万人、前回260.3万人）
・米・5月輸入物価指数：前月比+0.1％、前年比+0.4％（予想+0.2％、+0.5％、4月-0.5％、-0.4％）
・米・4月企業在庫：前月比+0.6％（予想：+0.4％、3月：+0.4％）
・米・4月企業売上高：前月比+0.7％（3月：+1.1％）




＜KY＞