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後場に注目すべき3つのポイント〜ソフトバンクの動向に注目、大型株優位の展開

注目トピックス 市況・概況

20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・成長戦略の発表控え買い戻し優勢か
・ドル・円は101円87銭付近、イラク情勢への警戒感から上げ渋る展開
・ソフトバンク<9984>がプラス転換、先物主導で日経平均はやや上げ幅を拡大

■成長戦略の発表控え買い戻し優勢か

日経平均は続伸。48.44円高の15409.60円(出来高概算12億株)で前場の取引を終えている。19日の米国市場は高安まちまちだったほか、日経平均は前日に200円超の上昇をみせていたこともあり、利益確定の売りからこう着感の強い展開に。しかし、ソフトバンク<9984>が株主総会の内容が伝わった辺りから動意付くと、日経平均も先物主導でこれに連動する格好となり、切り返しをみせている。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めているが、規模別指数では大型、小型株指数が上昇。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクのほか、ファーストリテ<9983>や大手不動産株が堅調。セクターでは、非鉄金属、証券、保険、海運、鉄鋼、銀行、電気機器が堅調。半面、水産農林、パルプ紙が小安い。

ソフトバンク<9984>が動意をみせたことにより、先物市場が引きずられる格好になったようだ。規模別指数の動きをみると、大型株指数が優位であり、前日の流れが継続している状況であろう。ただ、サイバダイン<7779>やミクシィ<2121>などもしっかり。また、3Dプリンター関連など材料株の一角も動意をみせており、短期的な需給が中心とみられる。週末要因から引けにかけてのポジション調整の動きには注意したいところであろう。

もっとも、6月下旬となる来週は政府の成長戦略の発表が一段と意識されやすくなる。既に素案は伝えられているものの、安倍政権としては大きなインパクトにつなげたいだろう。GPIF改革への思惑などもあり、売り方は買い戻しを進めたいところか。

■ドル・円は101円87銭付近、イラク情勢への警戒感から上げ渋る展開

ドル・円は101円87銭付近で推移。ドル・円は、イラク情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3606ドルから1.3619ドルで推移。欧州中央銀行(ECB)による10月までの追加措置先送り観測で下げ渋る展開だが、ウクライナ紛争への警戒感から上値は限定的。ユーロ・円は、138円67銭から138円75銭で推移。

12時19分時点のドル・円は101円87銭、ユーロ・円は138円74銭、ポンド・円は173円64銭、豪ドル・円は95円84銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・ソフトバンク<9984>がプラス転換、先物主導で日経平均はやや上げ幅を拡大
・大京<8840>やレオパレス21<8848>など不動産の一角の強さが目立つ
・成長戦略やGPIFへの思惑で底堅さ、出遅れ感のある大型株を見直す展開へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

15:30 黒田日銀総裁が全国信用金庫大会であいさつ予定
16:00 コンビニエンスストア売上高(5月)

<海外>

15:00 独・5月生産者物価指数(前年比予想:-0.7%、4月:-0.9%)



<KO>

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