今日の為替市場ポイント:米国の中古住宅市況
[14/06/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日23日のドル・円相場は、東京市場では101円85銭から102円14銭で推移。欧米市場では一時101円82銭まで下落したが、101円95銭で取引を終えた。
本日24日のドル・円は、102円前後で推移か。101円台後半には短期筋、個人勢などのドル買い興味が残されており、ドル・円は101円80銭近辺で下げ渋る可能性がある。
23日に発表された米5月中古住宅販売件数は年率換算で489万戸に増加した。市場予想は474万戸、4月実績は466万戸だった。5月の中古住宅販売件数が市場予想を大きく上回ったことで米長期金利は上昇し、ドル買いが優勢となった。
市場関係者の間では、5月の中古住宅販売が予想を上回った理由について、住宅価格の上昇が適度に抑えられていること、労働市場の改善、住宅ローン金利が上昇していないこと、などが挙げられている。
ただし、米国の中古住宅市況は好調とは言い切れないとの声が聞かれている。今年5月の販売件数は前年5月の515万戸を大きく下回っていることから、一部の市場関係者は、米国の中古住宅市況の回復は十分ではなく、長期金利の継続的な上昇やドル高を促す要因にはならないと考えているようだ。
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